コンテスト出場1年目で日本大会入賞の54歳 バキバキの筋肉ボディで魅せるもある複雑な悩みが
「これからも、楽しみながらボディメイクしていこうと思っています」 12月8日、ベルサール渋谷ガーデンで行われた『サマー・スタイル・アワードFINAL決勝大会』で、山本泉(やまもと・いずみ/54)さんがビキニ(ベティ)マスターズで5位、ビキニ(ベティ)よりも筋肉量の多さが求められるウィメンズスポーツモデルで2位に入った。 【写真】54歳に見えない山本泉さんのバキバキ筋肉ボディ
山本さんはコンテスト出場1年目。6月に行われた関西新人類のビキニ(ベティ)が初戦だった。筋肉量の多さが際立っていた山本さんは、ポージングの先生からウィメンズスポーツモデルを勧められたという。ウィメンズスポーツモデルの初戦である10月の関西大会で優勝。 「何回か大会に出場してみて、自分は筋肉量が多くて大きい、ということに気づきました。だからビキニ(ベティ)よりもスポーツモデルの方が向いているのかな。ファイナルでもスポーツモデルの方が成績はよかったですし……」 ウィメンズスポーツモデルの成績が良くても、山本さんは複雑な気持ちのようだ。 「今後出場するカテゴリーは振り出しに戻った感じです。スポーツモデルは大きくてゴツゴツしたイメージを持っていて、私が目指したいのはビキニとか、ビキニ(ベティ)のような身体なのです」 ウエストの厚みを改善することが体型的に難しいのか、努力でなんとかなるものなのかわからなくて悩んでいる、という山本さんは、後回しにしてきたインナーマッスルのパーソナルトレーニングを受け始めたそうだ。 「体幹とか、ポージングを取るための部位ごとのトレーニングみたいな感じです。10月後半から始めたところで、続けてやってみたいなと思っています。呼吸や、肋骨を締めるということももっとやっていかないと、と思っています」 6月のデビュー戦では「様子がわからないままで、とても緊張していた」というが、大会出場を重ね、ファイナルのステージを楽しめたようだ。 「ビキニ(ベティ)やスポーツモデルは、地方大会ではエントリーが多くなかったので、ファイナルでたくさんの選手と一緒にステージに並べるのがうれしくて、わくわくしました。控室でもスポモの選手が近くにおられて仲良くなりました。私は毎回、大会で仲間ができることがとても楽しみで、エントリーの多いカテゴリーの人たちを見て、いつもうらやましかったのです」 中でも山本さんが一番うれしかったのは、目標にしていたことがファイナルで叶ったことだった。 「ベティもスポモも、ポージングの先生と一緒に出ることができました。いつかは一緒に出たいと思っていましたが、こんなに早く一緒に出られるとは思っていませんでした」 来シーズン、具体的には決めていないが、年1、2回は何かの大会に出れたらいいな、という山本さん。ひょうひょうとしているが、体脂肪率36%から週5日のトレーニングで鍛え、絞りすぎ、とまで言われるようになった努力は本物だ。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:あまのともこ 撮影:夏目英明
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