宇宙飛行士・油井亀美也さんのトークイベント(全文4/完・質疑応答)
宇宙空間に到着した瞬間って分かるものですか?
油井:すいません。じゃあ、近くの人になっちゃうけど、はい、はいって元気がいい君に。 〇〇:宇宙空間に到着した瞬間って分かるものですか。エレベーターで下に着いた瞬間、ちょっともわっとしますが、それと同じ感じですか。 油井:すごいいい質問をありがとう。これは宇宙に着いた瞬間っていうのは、だいたい無重力になるので分かるんですけど、3段のロケットから3段目が切り離されて、その宇宙船がぽんって放り出された状態のときに無重力になるんで、それで分かります。そのときはどうなるかっていうと、今まで手に持ってた鉛筆であるとか、ノートとかがふわって浮くし、この辺に掛けてあった人形みたいなのがあるんだけど、これがふわって浮くんで分かります。 で、それを地上で体験しようとすると、遊園地とかにこうやって上からひゅーって落ちるやつあるでしょう。あの怖いやつ。おじさんも怖いけど。あれに乗って座って、ふって落ちるとき、あのときGが、要は自分が浮くような感じになるんだけども、あれと同じような感じになります。そこで宇宙に来たんだなって分かります。いいですか。 〇〇:ありがとうございました。 油井:お名前はなんて言うの? 〇〇:〇〇です。 油井:〇〇君。宇宙飛行士になりたい? 〇〇:はい。 油井:じゃあ、一緒に頑張ろうね。今日は本当に宇宙飛行士になりたい人が多くて、私もうれしいですよ。いつもはそうじゃないんですよね。 樋江井:今3人目ですね、宇宙飛行士はね。 油井:はい。じゃあ、ちょっと今度、後ろのほう行ってみましょうか。
JAXAとかで、ジュニア宇宙飛行士とかって考えていますか?
樋江井:そうですね。この質問が終わったら、今度は井田さんに対する質問も受け付けたいと思います。 油井:そうですね。じゃあ、ちょっと男の子多かったから、女の子に行ってみようかな。じゃあ、そちらの。 樋江井:油井さん、大人気ですね。 〇〇:JAXAとかで、ジュニア宇宙飛行士とかって考えていますか。 油井:ジュニア宇宙飛行士ですか。それは初めて聞きましたね、井田さん。 井田:はい(笑)。 油井:ちょっとあるといいんですけど、まだ今のところ、ジュニア宇宙飛行士っていうのはないですけどね。宇宙に行ってみたいのかな。ああ、それでね。子供のうちから行ってみたいんだ。それはすごい大きな野望ですけども、将来は子供、お子さま方もたぶん宇宙に行けるような時代が来るんじゃないかと思いますけど、まだ今じゃないので、どちらかというと。お名前はなんて言うのかな。 〇〇:〇〇〇〇です。 油井:〇〇ちゃん。サインはちょっとまたあとでね(笑)。〇〇ちゃんが大きくなったときに、宇宙に行けるようになってるように。宇宙行きたいんだよね? だから、一生懸命、家のお手伝いをして、で、勉強をして。で、あと、遊ぶのも忘れちゃいけないから。ストレスを自分でコントロールして、ストレス解消するっていうのもすごく大事な宇宙飛行士の能力なので、忙しい中でもストレスをためないっていうのも大事ですから。頑張って宇宙飛行士になってください。ありがとう。じゃあ、握手。ありがとうございます。 樋江井:じゃあ、ちょっと油井さんにはこちらに戻ってきていただいて、今度は井田さんのターンにいってもいいですか。 井田:はい。 樋江井:宇宙飛行士の話ばかりだけではなくて、宇宙に関わるといえば、地上から関わることもできます。皆さん、井田さんに質問がある人はいますか。いますよ。 井田:お、いましたね。 樋江井:いっぱいいますよ。 井田:安心しました(笑)。 樋江井:これはちょっと宇宙の関わりの、なんか幅が広がりましたね。 井田:今ほっとしました。 樋江井:じゃあ、井田さん、いってください。 井田:はい。もう当てちゃって? 樋江井:当てちゃって。