ジョブズが仕事に取り入れた「2つの日課」。それは子どもが毎日やっていることだった
あらためてスティーブ・ジョブズの紹介をする必要はないでしょう。しかし、彼が仕事に取り入れた「2つの日課」については、再認識する必要があるかもしれません。 というのも、この2つの日課が彼の革新的な才能と大きな成功を支えたからです。しかも、 驚くほど簡単に実践できることで、子どもたちは毎日行なっています。 そして、この日課こそがスティーブ・ジョブズが57歳で亡くなったとき、彼の脳が27歳のままだった理由を明らかにする鍵かもしれません。
2つの日課とは?
それは、イーロン・マスクのように1日に2冊の本を読んだようなことではありません(マスクの高いパフォーマンスの秘訣の1つがこれだとしても)。 ビル・ゲイツのように、伝説的な朝のルーティンさえも凌駕する驚くべき夜の日課を行なっていたようなことでもありません。 成功を助けたのは、毎日マインドフルネスに時間を割いたことでもなく、名だたる名門学校ですばらしい知識を膨大に蓄える、といったことでもありません。ましてや、単に恵まれた家庭に生まれたおかげでもないのです。 ジョブズを助けた2つの日課、それは、「遊ぶこと」「探求すること」です。 その過程で、彼は生産性を高めただけでなく、楽しさも増やしていました。 これは私たち全員がもっと取り入れるべきものであり、ほとんど努力せずに生産性を高めることができると科学的にも証明されています。
遊ぶことには価値がある
私たちは成長するにつれて、多くのことをやめてしまいますが、遊びや探求をやめてはいけないことは科学的に裏付けられています。 にも関わらず、それらを真っ先にやめてしまう大人が多いのです。 しかし、遊びと探求は単なる重要な余暇活動であるだけでなく、最高の自分を引き出すのに役立つといいます。 精神科医でありNational Institute for Playの創設者であるスチュアート・ブラウンが、CNN主任医療コメンテーターであるサンジャイ・グプタのポッドキャスト『Chasing Life』で、そのことについて語っています。 要約すると、遊びを実践することで、仕事の時間を増やさずに生産性を向上させることができるのです。 これは、YouTubeに溢れる「最新のビジネススキーム」や、1990年代の深夜テレビで見たインフォマーシャルのように、信じがたい話に聞こえるかもしれません。 しかし、遊びが心を鍛えるための未開拓のツールであることを科学は証明しています。 『Psychology Today』によると、次のとおり。 遊びはほぼどんな形であれ、大人にとって多くの利点があります。 遊びはストレスを軽減し、楽観的な感情を高め、認知的な柔軟性を向上させます。 これは、遊びや探求の行為が、既成概念に捉われず現状を超えて物事を見ることや、問題を解決することの訓練になるからです。