現役自衛官の芸人をテレビで見かけたのですが、自衛官は「公務員」なのに「兼業」してもよいのでしょうか? 「即応予備自衛官」について詳しく教えてください!
即応予備自衛官は手当がもらえる?
即応予備自衛官は、年間に決められた日数の訓練や教育を受ける必要がありますが、属している期間は処遇も受けられるようです。 即応予備自衛官の処遇は、3年で約163万円から197万円です。また、1任期(3年)の間に良好な成績で勤務した場合には、さらに勤続報奨金として12万円の支給があります。 なお、実際に防衛招集や災害招集によって自衛官になった場合には、上記の他に、現役自衛官と同様の給与が支給されるといわれています。
二足のわらじの芸能人は意外に多い?
即応自衛官との兼業で活躍している芸人がいるように、芸能界にはタレント業とは別に、さまざまな仕事や事業を行っている人がいます。 例えば、アパレルブランドを立ち上げていたり飲食店を経営したりしている人のことは、よく聞くのではないでしょうか。また独自の感性を生かし、画家や小説家などのアーティスト活動をしている芸能人もいます。 また現在では、これらの他にもごみ清掃員やロケバス運転手、アスリートなど、ユニークかつバラエティーに富んだ副業・兼業活動をしている芸能人もいるようです。
即応自衛官は本業を持って生活ができる
「即応予備自衛官」は、国防衛力の合理化・効率化・コンパクト化推進を目的に、1998年から新たに導入された制度のことで、年間30日の訓練を行い、有事の際には第一線部隊の一員として任務に就くとされています。 即応自衛官は、普段は会社員や自営業、学生などそれぞれの本業を持って生活ができるため、芸人として活躍していても問題はないようです。 即応予備自衛官は、年間に決められた日数の訓練や教育を受ける必要がありますが、属している期間は処遇も受けられるようで、3年でおよそ163万円から197万円とされています。 なお、即応予備自衛官や予備自衛官は、自衛官としての勤務経験が必須ですが、未経験であっても「予備自衛官補」として教育訓練を受けることで、予備自衛官を目指すことができるようです。有事の際に、人のために役立つことをしたいと考えている方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。 出典 政府広報オンライン 有事・災害などの際、国を支える力になる!「予備自衛官等制度」 自衛隊札幌地方協力本部 予備自衛官等制度 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部