母は節約のために「服」と「バスマット」を一緒に洗濯しますが「衛生面」が心配です。別々に洗ってほしいと思うのは、私だけでしょうか…?
お風呂の後、ぬれた足裏の水分を吸い取り清潔を保つのに欠かせないバスマットですが、そのままにしておくと雑菌が繁殖するおそれがあります。これを防ぐためにも、定期的に洗濯をする必要があるでしょう。しかし、洗濯するには水道代や洗剤代などのコストがかかるため、節約の工夫をしたいと考える人がいるかもしれません。 そこで今回は、バスマットを服と一緒に洗濯した際に考えられる衛生上のリスクや、バスマットの代替品について解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
バスマットと服を一緒に洗濯した際の衛生面のリスク
バスマットは入浴後のぬれた足で使用されるため、適度に湿っています。そのうえ足や浴室についていた皮脂や汗、髪の毛などが付着しやすく、雑菌が繁殖する可能性もあるでしょう。そのためバスマットはこまめに洗濯し、しっかり乾かして清潔に管理することが重要なようです。 バスマットの洗濯については、衛生上の理由から服と一緒に洗うことに抵抗を感じる人もいるかもしれません。 しかし、洗濯洗剤には除菌の効果や汚れが再付着するのを防ぐ働きがあるとされているため、バスマットを服と一緒に洗っても問題はないようです。それでも心理的に抵抗がある場合は、バスマットと服を分けて洗濯するか、バスマットだけ手洗いなどにするとよいでしょう。
1回の洗濯にかかる光熱費の目安
あるメーカーの縦型式洗濯機(容量10キログラム)を使用した場合、1回の洗濯にかかる水道代と電気代を計算します。なお、計算する際の洗濯機の使用水量と消費電力は以下の通りとします。 ・洗濯機の使用水量:103リットル ・洗濯機の消費電力:60ワットアワー 仮に水道単価を1リットルあたり0.25円とすると、1回の洗濯にかかる水道代は25.75円です。電気単価を公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている、1キロワットアワーあたり31円を用いて計算すると、1回あたりの洗濯にかかる電気代は1.86円になります。 以上により1回の洗濯にかかる水道代と電気代の合計は27.61円です。バスマットを1週間に一度洗濯するとして1ヶ月を4週と計算すれば、バスマットを洗濯するのに毎月110円程度がかかります。 これらを踏まえると、個人の価値観などにより異なる可能性はありますが、服とバスマットを分けて洗濯しても、それほど節約効果は得られない可能性があります。そのため、衛生面が気になる人は、手間はかかりますが分けて洗濯してもよいでしょう。