70歳エッセイストが<大きいフライパン>を手放したら断然調理が楽しくなり…「何かをやめることで、生まれるものもある」
◆大きいフライパン 手放すだけでふたりのご飯作りが楽しくなる 揚げ物をやめたので、ついでに大きい深めのフライパンもやめることにしました(これも悪知恵のひとつ?)。 収納場所も取ってたし、ここ数年は小さい方のフライパンでほとんど調理しているのに気づいたからです。 私はかなり長いこと趣味でテニスをやっているのですが、だんだん右手首の負担が大きくなったと感じていて、サポーターをしたり、(テニス後には)湿布を貼ったり。 もうしばらくは、テニスそのものはやめたくないので、右手首に負担がかかる大きくて振るのにチカラがいるフライパンをやめた次第。 どうせ振るならラケットの方を選んだという感じでしょうか。
◆何かを「やめる」と 手軽な大きさのフライパンだけにしたら、チャーハンや炒め物もラク。 ハムエッグもふたり分ならちょうどいいし。 洗うのにも場所もとらないし。 大きなフライパンをやめたことでスイッチが入り、調理器具関係の「やめる」に拍車がかかりました。 全体的に「小さく、軽く、少なく」をやったら、キッチンの空間が「広く、動きやすく、片付く」というように効果が大で、ラクラク料理ができるようになりました。 何かを「やめる」と、生まれるものがある! それを実感できたら、毎日が楽しくなること間違いなしです。 ※本稿は、『やめると人生ラクになる 70歳を越えたらやめたい100のこと』(アスコム)の一部を再編集したものです。
中山庸子
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