小津安二郎が「失敗」と語った作品 意見求めた脚本家の野田高梧 脚本など紹介 三重・歴史民俗資料館
蓼科で生み出された名作の一端がうかがえる95点が展示=歴史民俗資料館(三重テレビ放送)
映画監督の小津安二郎が、盟友だった脚本家の野田高梧と過ごした長野県蓼科高原での様子を紹介する展示会が、三重県松阪市の歴史民俗資料館で開かれています。 青春時代を松阪市で過ごした小津は、自ら失敗と語った作品の公開後に意見を求めた野田とともに、蓼科高原にある野田の山荘を訪れ多くの客人とも交流しました。 会場には、山荘で着用した着物や野田のもとに残されていた脚本など、蓼科で生み出された名作の一端がうかがえる95点が展示されています。 映画人として知られる姿とは異なるリラックスした様子や、蓼科の豊かな自然の中で松阪を思う瞬間も見て取れます。 この展示会は3月2日まで開かれています