レッドブル育成ハジャルを注視するヘルムート・マルコ。将来的なリザーブやテストドライバーでの起用を示唆
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今年のFIA F2で活躍しているレッドブルのジュニアドライバーであるアイザック・ハジャルを絶賛し、ヘルムート・マルコも2025年以降に何らかの形でハジャルを起用する可能性があることを示唆した。 【写真】2024年F1第12戦イギリスGPフリー走行1回目 アイザック・ハジャル(レッドブル) アルジェリア系フランス人で19歳のハジャルは、F1直下のF2で印象的なパフォーマンスを見せ、現世界チャンピオンの目を引いた。ハジャルは今シーズン、レースで4回優勝しており、シーズンが残り4大会8レースとなった現在、ドライバーズランキングで首位に立っている。また彼の所属するカンポス・レーシングも、チームランキングのトップにいる。 ハジャルは昨年メキシコシティGPでアルファタウリ(現RB)からフリー走行に参加しF1デビューを飾り、アブダビではレッドブルからFP1に参加。今年は7月にシルバーストンで開催されたイギリスGPで、レッドブルのFP1を担当した。 今シーズン、ハジャルはレッドブルのガレージに定期的に姿を見せているが、フェルスタッペンもこの若いドライバーのトラック上での進歩に注目している。 「もちろん、彼がチームのなかであちこち歩き回っているのを見かけている。彼は何度かマシンをドライブしている」とフェルスタッペンが語ったと『Racingnews365』は報じた。 「そして彼は素晴らしい仕事をしている。それでも彼は、今シーズンの初めに少々不運に見舞われた。つまり、すべきことはそれだけだと思う。そして、それはもちろんマネジメント次第だ」 おそらくフェルスタッペンよりも重要なのは、ハジャルの可能性について声高に語ってきたレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、ハジャルの努力に目を留めていることだ。マルコは、ハジャルがレッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンの後を継ぎ、来シーズンはRBでバックアップを務め、その後フルタイムのレースシートに昇格する可能性もあると示唆した。 「アイザック・ハジャルは、スパでF1に次ぐ最高峰のフォーミュラクラスで4度目の優勝を果たした」とマルコは『SpeedWeek』に書いている。 「彼には明らかにF1で活躍できるポテンシャルがある。あらゆることがどのように展開するかはわからないが、彼は間違いなく役割を果たすだろう」 「ローソンのように、彼もテスト兼シミュレータードライバーとして1年間を過ごすことになるかもしれない」 [オートスポーツweb 2024年08月17日]