センバツ2019 開会式 憧れの聖地、堂々行進 /福井
兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で23日あった第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の開会式で、初出場の啓新ナインは堂々たる行進を見せた。約2万8000人の観客が見守る中、メンバーの18人はりりしい顔つきで聖地を踏みしめた。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 右翼席脇から19校目に登場した。野球部員の服部聖さん(3年)がプラカードを掲げ、青いユニホームを着た18人を先導した。 スタンドにはわが子の晴れ姿を目に焼き付けようと、保護者たちの姿も。矢野誠也選手(3年)の父年啓さん(46)は「憧れの舞台で行進する我が子が、初めて大きく見えた。胸を張ってプレーしてほしい」と語った。 開会式後、穴水芳喜主将(3年)は「まずは初戦突破を目指し、全力で準備したい」と力を込めた。啓新は大会第5日の27日、第3試合で桐蔭学園(神奈川)と対戦する。【塚本恒】