小池都知事が記者会見9月25日(全文1)新型コロナに打ち勝つための組織
東京都の小池百合子知事は25日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「都独自の感染症対策拠点を新設する」(2020年9月25日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「都独自の感染症対策拠点を新設する」(2020年9月25日) ◇ ◇
依然高い水準にある新規陽性者数
小池:それでは9月25日の定例記者会見、始めさせていただきます。まずはコロナウイルス関連であります。きのうの数字で申し上げますと、陽性者が195、重症者が29、そしてその目安になるのがだいたい3日前という、検査実施件数ですけれども、こちらが2020となっております。感染状況、医療提供体制共に、上から2つ目のオレンジ色で、先週からの変化はございません。 そして専門家の皆さま方からは、この間、連休がありました。4連休です。その間に検査件数が減っていることなどを踏まえても、やはり警戒が必要だということ、また、依然高い水準にある新規の陽性者数、これなんかハウリングしてます? はい。ということで急速に感染が拡大することも懸念されるというコメントもいただいております。 都としましても、こうした状況を踏まえまして手を緩めることなく先手を打つ、先手先手で対策を講じていくということには変わりがございません。感染症対策を一体的に担う常設の司令塔をつくるということをかねてより申し上げてまいりました。そして名称が、東京iCDCということで10月1日の立ち上げとなります。
東京の次に小文字のiが入っている
これ印刷ミスではなく、東京の次にちっちゃな小文字のiが入っておりますので、iCDC。アメリカなどのCDCの場合、Cは全ての疾病ということになりますが、こちらの東京iCDCは、これは感染症ということを対象にしておりますので、その意味でiというのをここに入れたわけであります。こちらにTokyo Center for Infectiousって書いてあります。infectiousっていうのは感染症ということに、感染ということになります。その略称で、iCDCと。東京iCDCということになります。 そしてこの感染症に特化した組織としての東京iCDCでありますが、日本語の名称のほうはそのままで東京感染症対策センターといたします。立ち上げ時の、1点目の取り組みが、まず都の感染症対策を強化する。その上で特に強みとなりますのが常設の専門家ボードであります。これを新たに設置いたします。この専門家ボードには、公衆衛生学、検査診断学、感染症疫学など、より幅広い分野の専門家の方々にご参加いただいて、政策につながる提言を行っていただくということであります。座長には、東北医科薬科大学特任教授でいらっしゃいます賀来満夫先生にお願いをいたします。 まずは次のインフルエンザ流行期に向けまして、新型コロナウイルス感染症との同時流行という、これはまさに喫緊の課題でございます。それに備えるため複数のチームを設置しまして、そこで具体的な検討をしていただくということを予定しております。賀来先生ですけれども、10月1日付で東京都参与に就任をお願いいたしております。また、これまで都内の感染状況や医療提供体制などに関しまして、モニタリング会議などで助言をいただいてきたアドバイザーの皆さんがいらっしゃいます。これは新型コロナウイルス感染症医療アドバイザーという名称ですけれども、その専門家の方々はタスクフォースのメンバーとして引き続き助言をいただくことといたしております。 そして2点目でありますが、緊急時のオペレーションの総合調整機能を担うセンターとしまして、健康危機管理担当局長をトップといたします健康危機管理対策本部、こちらにEOCとなっておりますけど、emergencyですね、最初のEは。緊急。次はoperation。で、center。EOCになりますけど、これを福祉保健局内に設置いたします。専門家ボードと一体的に、こちら、運営をすることで、保健所の支援、入院調整、検査体制確保など、さまざまな機能を、より強化していくことになります。