中日・田中幹也、来季は『矢野グラブ』! 亜大の先輩、広島・矢野雅哉に続くゴールデン・グラブ賞目指す
中日・田中幹也内野手(24)が、来季からアドバイザリースタッフ契約を結ぶ用具メーカー「SSK」に、亜大の先輩で今季ゴールデン・グラブを獲得した広島・矢野雅哉内野手(26)のグラブを“ほぼ”コピーしたものをオーダーした。今季も矢野からもらったグラブをシーズン途中から使っていた。新たな相棒とともに、持ち前の守備力でレギュラー定着を目指す。 ◆郡司裕也と岡林勇希、田中幹也3ショット【写真】 今月5日に大阪市内で行われた同社のスタッフ会議。田中はいくつかのグラブを手にはめていた。「今年、矢野さんからいただいたグラブをずっと使っていました」。来季も同じ形状に寄せたい―。模索している最中、背後から同じく会議に訪れていた矢野が登場した。優しい先輩は型をつけてくれたり、ひもを締めてくれたりと調整。「どうしたらいいのかなというところで、矢野さんが交じってくれました」と後輩はうれしそう。理想のベースが完成した。 2学年上の先輩である矢野は今季、遊撃で初のゴールデン・グラブ賞を獲得。広い守備範囲と強肩で好守備を連発した。亜大時代、矢野と二遊間を組んでいた田中は今季、二塁で開幕スタメンを勝ち取り、112試合に出場。その躍進を支えていたのが、先輩からもらったグラブだった。 5月の広島戦(マツダ)。試合前に矢野からグラブを譲り受けると、すぐさま練習で使用。「ずっと使ってみたいと思っていた。『え?〓これめっちゃいい』と手になじみました」。その日の試合は終盤に守備固めで出場し、グラブも即日デビュー。そのままシーズンを通して使い続けた。 大好きな先輩は当然、目指すべき存在だ。ゴールデン・グラブ受賞については「大学からすごい守備を見ていたので、びっくりはしなかったですが、さらにレベルアップしていた。やっぱりすごいの一言です。僕も守備が生きる道。こだわってやっていきたいです」
中日スポーツ