大阪・松井市長 若年層へワクチンの3回目接種を呼びかけ
大阪市の松井一郎市長は28日午後、大阪市役所で定例記者会見を行い、新型コロナウイルス感染者数の急増について「高齢者や基礎疾患のある方など重症化リスクの高い方は、自らの命、健康を守るために不要不急の外出を控えてください」と市民に呼びかけた。また、若年層へワクチンの3回目接種も呼びかけた。 【動画】大阪市の松井一郎市長が定例会見(2022年7月28日)
大阪府は27日に新型コロナウイルス対策本部会議を開き、同日に府独自の新型コロナウイルスの感染状況を表す「大阪モデル」が非常事態を示す赤信号に引き上げ、高齢者や基礎疾患のある人など、重症化リスクの高い人に対して、不要不急の外出を控えるよう要請することを決めた。 松井市長はこの要請について「70歳以上の方の重症化率がもう圧倒的に高い。逆に言うとそれ以下の人は、ほぼ重症化していない。そういう中で、やはり命を守っていくというのが、これはわれわれ行政の責務でもあり、命に関わる可能性のある方々に対しては、やはり感染リスクをいかにヘッジしていくかというところで、高齢者の皆さんの感染を防ぐ対策としてお願いをしている」と述べた。 また、高齢者の同居家族など、日常的に高齢者等と接する人に対しても「感染リスクが高い行動を控えていただきたい」述べていた。
報道陣からは、飲食店の営業の時短要請やまん延防止措置の要請はしない判断について、どう思うかという質問があった。 それに対し、松井市長は「コロナとの闘いも3年が経過する中で飲食店を狙い撃ちして、飲食店の皆さん方、それは協力金とかそういう制度はありますけど、もう長い間の休業、時短営業で、そもそもの経営モチベーションがもう低下している。食文化を守るためには、やはりその人たちのやる気をしっかり維持していく、モチベーションを維持していくことが重要である。重症化率、死亡率も低下してきてるわけですから、飲食店だけを特別な形で対処するというのはもうやっぱりやめるべきだと考えています」と答えた。