本当にジャガー!? 未来的すぎるクルマ「タイプ00」を発表
「私たちは、市場が予期していないものを送りだすことにかけて最高の手腕を発揮する」とマクガバン氏。例に引いたのは、1961年に発表したスポーツカー「Eタイプ」で、現在も世界で最も美しいデザインとされるモデルだ。 「もちろん、私たちはやってきたことを誇りに思っています。が、以前に戻ろうとは思っていません。肝に銘じているのは、好いてくれるひともいるだろうけど、気に入らないひともいる。それでも、あえて自分たちの信じるものをやる、それがジャガーの伝統なのだということです」 ブランド・デザイン・ディレクターのスティーブンス氏は言う。 ジャガーは、まず4ドアGTの発売を予定している。現状、2025年の発表に向けてテスト中という報道がなされている。ジャガーでは「時代のトレンドに多少の変化はあるだろうけれど、未来はBEVだろうと私たちは信じているし、BEVのメーカーになるという方針を変えるつもりはありません」(スティーブンス氏)とのこと。 なにもかもが未来的な「タイプ00」。好奇心を高ぶらせてくれるこのクルマの続報を待ちたい。
文:小川フミオ 写真:Jaguar Cars