〈食べログ3.5以下のうまい店〉希少な「黒タン」に「とろたくキンパ」。“一線を画す”肉に出会える浅草焼肉のホットスポット
店内は白木を基調とした和風のしつらえに、ジャズが流れる落ち着いた空間。店主の木村さんによれば、ここは厳選した上質な肉を美しく盛り付けて提供する店。浅草に多い大衆焼肉との差別化を図るため、高級和食店のような内装にしたそうだ。
小関さん「オープンしてまだ2年。店内も清潔感があり、女性同士でも入りやすい。しかも肉が本格派。タレ中心の浅草焼肉で知っておくと「通」ぶれます。」
店主の木村太樹さんは、高級焼肉の人気店、よろにくグループの「生粋」出身。素材へのこだわりや繊細なカッティング、洗練された和の空間など、前店で培ったスタイルを継承しつつ独立という形で、2021年12月にこの店をオープン。 あえて焼肉激戦区の浅草を選んだ理由を聞くと「乱立している中で生き残れたら間違いないと思ったんです」と、強い決意をのぞかせる。
さらに「これまでの浅草にはない焼肉屋として、自分の強みを出せるんじゃないか」とも。 “一線を画す焼肉を”というコンセプトのもと、正肉は厳選した黒毛和牛の中でも、サシが細かく甘みたっぷりなA5ランクの雌牛にこだわって提供。肉本来の味を楽しんでもらえるよう、余分な味付けをしないことも信条としている。
小関さん「タレに頼らない浅草焼肉の新鋭。伸びしろしかありません。人気部位のタンやハラミなど内臓肉は東京食肉市場の「明石屋」から仕入れ、鮮度と仕上げが抜群。「シャトーブリアンのカツ丼」「タン芯の昆布締め」「タンしゃぶ」「ディープインパクト(リブ芯)」「ブルスケッタ」「木村のとろたくキンパ」など他店ではメインを張れるメニューが多数あり、選ぶのも楽しいお店です。」
これは必食! 食感の違いに驚く希少な「黒タン」
オープン1周年の昨年12月から提供を始めた黒タンは、一口目から食感の違いに驚かされる特別なタン。一般的に焼肉店で食べる牛タンは、約90%がUSやオーストラリア産の牛なのに対し、わずか1%しか市場に流通していない国産黒毛和牛の超希少なタンなのだ(実際に表面の色も黒い)。それを、つぶしたての新鮮な状態で提供することで、シャクッと弾けるような歯切れの良さと、脂の甘みが広がりながらも後味はスッキリした特有の味わいを堪能できる。