佐々木朗希がドジャースとすでに面談していた 移籍先の最有力候補 複数の米メディア
プロ野球ロッテからポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指す佐々木朗希投手(23)が、ドジャースと既に面談していたと28日(日本時間29日)、複数の米メディアが報じた。大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)が所属しており、移籍先の最有力候補とされるドジャース。令和の怪物の入団が決まれば、メジャー屈指の先発ローテーションが完成する。 本命球団はやはり面談に招待されていた。カリフォルニア州の地元メディア「オレンジ・カウンティー・レジスター」でドジャースの番記者を務めるビル・プランケット記者が、自身のX(旧ツイッター)で佐々木が既にドジャースと面談したと伝えた。 「驚くことではない。ドジャースが佐々木と契約する最有力候補とみられている。彼ら(ドジャース)が彼(佐々木)との面談を認めた。今月は6球団が面談したと報道されている」 ド軍は大谷、山本が所属することに加え、スタッフの充実度やロサンゼルスの温暖な気候、ワールドシリーズ制覇を狙える戦力、佐々木を長年調査してきた背景など複数の点から移籍の最有力候補とみられている。加入すれば、投手として復帰する大谷、今オフに加入したサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)2度のスネル、今季9勝のグラスノーらと先発ローテーションを組み、メジャー屈指の先発投手陣が完成する。 また、大谷は20イニングを投げた時点で「二刀流枠」での登録が可能。13人までの投手登録枠が広がり、先発ローテーションの枚数に余裕を持たせることができる。NPBで一度も規定投球回到達がなく、23歳と若い佐々木は移籍後も一定の登板間隔を空けて先発登板するとみられ、〝大谷効果〟は他球団にない利点だ。 佐々木に関してはヤンキース、メッツ、カブス、レンジャーズ、ジャイアンツの5球団も面談済み。ダルビッシュが在籍するパドレスも有力候補とされ、ホワイトソックスも面談に進むと報じられている。フィリーズ、レッドソックス、タイガースは資料を送付済みだが、12月中に面談機会を得られていない。 帰国中の佐々木は年明けに再渡米し、来年の国際契約期間がスタートする1月15日以降に契約を結ぶ。交渉期限は同23日(日本時間24日)まで。代理人のジョエル・ウルフ氏を含め佐々木陣営は重要視する点などを公にしておらず、獲得レースの行方は混迷を極めている。