【MT限定・総額200万円以下!】憧れの輸入車を中古で買ってみる──クルマが欲しい! Z世代「初めてのマイカー」選び Vol.04
その2|初代ポルシェ ボクスターのMT車 価格相場:80万円~350万円 世界的なスポーツカーブランドである「ポルシェ」も、中古車であれば現実的な予算で購入できる。特に2シーターオープンスポーツである「ボクスター」の初代モデルであれば、総額180万円前後でけっこう悪くない1台が探せるものだ。 これもポルシェセンター(ポルシェの正規ディーラー)で直そうとすると部品代も工賃もかなり高いわけだが、「街の腕利き専門店」に依頼すれば、比較的安価なOEM部品なども使いながら「国産車よりはもちろん高いけど、決してバカ高いわけではない」ぐらいの予算感で対応してくれる。 この車に使われている「ティプトロニック」というATはやたら頑丈で、距離を走ってもなぜかほとんど壊れないため、初代ボクスターの場合はAT車でもいいのかもしれない。 だがせっかくなので(?)、エンジンが2.7L化された以降の6速MT車が良いのではないかと思う。総額180万円前後で、なかなか悪くない1台が見つかるだろう。
その3|シトロエン DS3のMT車 価格相場:20万円~170万円 総額130万円前後で探せる先々代BMW 3シリーズのMT車も、同180万円前後で探せる初代ポルシェ ボクスターのMT車も、どちらもおすすめである。しかしZ世代各位のなかには「もうちょっと安い、例えば総額100万円以下ぐらいのやつがいいんですけど……?」という方もいらっしゃるだろう。 もちろん、そういった声に対応可能な中古輸入車も数多く存在している。 その一例としては、フランスのシトロエンが作っていた「シトロエン DS3」という、ややスポーティでややプレミアムな5ドアハッチバックがあるだろう。 前衛的なデザインを得意とするシトロエンゆえ、DS3の内外装デザインもなかなかイカしている。「モダンアートのようだ!」と言ってしまうとやや大げさだが、それにちょっと近いニュアンスはある。 で、1.6Lの自然吸気エンジンを搭載していた4速ATのグレードも悪くないのだが、今となっては、「AL4」というそのATにはやや不安もある。そして中期型の「5速ETG」というトランスミッションは、走行時のギクシャク感がちょっと気になる。 しかし「スポーツシック」という、最高出力156psの1.6Lターボエンジンを搭載した6速MTのグレードであれば、中古AT車ならではの不安や不満を感じることなく、その活発な走りと前衛的な内外装デザインを堪能できるのだ。 中古車価格はピンキリだが、支払総額80万円前後のゾーンにて、なかなか悪くない1台が見つかるだろう。