F1第24戦最終戦が12月6日開幕、新王者はマクラーレンかフェラーリか【アブダビGPプレビュー】
バランスのとれたレイアウト。オーバーテイクは意外に難しい
アブダビGPは2009年から開催されて今年で16回目を迎えるが、舞台となるヤスマリーナ・サーキットは2021年にオーバーテイクがしやすいようにコースレイアウトが改良され、全長2581m(従来は全長5554m)となり、1.2kmのバックストレートと連続する90度コーナー、低速コーナーが配された、バランスのとれたレイアウトとなった。 アップダウンはほとんどなく、長いストレートがあるものの意外とオーバーテイクが難しく、スタートグリッドを決める予選が重要となる。第1と第2セクターは高速サーキットという性格だが、第3セクターはリズミカルな中低速コーナーが多く、マシンセッティングをどちらにあわせるか悩ましい。 また、路面は砂漠から飛来する砂で滑りやすいのが特徴だが、決勝レースが日没前の夕刻にスタートし、その後、照明の下での完全な夜間走行となるトワイライトレースとして開催されるのも大きなポイントなる。降雨の確率は低いが、夕刻17時にスタートし夜間に向けて気温が低下するため、タイヤのマネージメントが難しい。
昨年はフェルスタッペンが隙を見せることなく快勝
昨年2023年のアブダビGPは最終戦として行われ、すでにドライバーチャンピオンを決めていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、ポールポジションから最後まで隙を見せることなくシーズン19勝目をあげた。 フェルスタッペンは22戦19勝、レッドブルは22戦21勝とわずか1敗だけという信じられない記録でシーズンを終えることとなった。 コンストラクターズ選手権はメルセデスが2位を死守、フェラーリは3位、アルファタウリは8位となった。 【参考】2023年F1第23戦最終戦アブダビGP決勝 結果 1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 58周 2位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+17.993s 3位 63 G.ラッセル(メルセデス)+20.328s 4位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+21.453s 5位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+24.284s 6位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス) +31.487s 7位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス )+39.512s 8位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+43.088s 9位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +44.424s 10位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+55.532s ・・・・・・・・・・・・ 11位 3 D.リカルド(アルファタウリ・ホンダRBPT) +56.229s ファステストラップ 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)