[旧車バイクメンテ] ホンダCB400FOUR:登場から半世紀。人気車両のフレームを加工
好きが高じて大ヒット中のヨンフォア用オリジナルパーツ
398ccフレーム化のために製造した昭盛工業製作所オリジナルパーツ。タンデムステップブラケットはもちろんだが、サイドスタンドブラケットやヘッドパイプのハンドルロックガセットなど細かなパーツも正確に再現。 ◆408cc時代のアクスルシャフト端部はシンプルな丸エンドだが、398ccモデルは六角頭に変更されていた。当時の純正部品は当然販売終了となっているので、フランジ部分の形状も含めて六角頭シャフトを製作。素材はクロモリ製だ。 ◆398ccの燃料コックは当時のモンキーと同形状で、チューニングエンジンでは流量が不安。だが408ccタンクはナット径が異なる。そこで398ccタンクにCB750F用コックが装着できるアダプターを製作。燃料ホースがレバーの後方に出るので見栄えもスッキリする。
金属加工/機能性塗装/パーツ製作でワンオフカスタムを応援!!
昭和40年に設立された昭盛工業製作所は、スレンレスやアルミニウムの超精密板金を得意とする老舗の加工工場。十代の頃からバイクや自動車いじりを実践してきた現社長の大峯誠さんは、5年ほど前からエンドユーザー向けに補修/塗装/ワンオフパーツ製作を開始。 CB400FOUR用フレームの加工は部品製作/溶接/パウダーコーティングまで自社の設備やスキルで完結できるのが最大の強みで、専門店からも高く評価されている。 ◆静岡県田方郡函南町の函南ファクトリーはサンドブラスト/ウェットブラスト/ガンコート/パウダー/バレル研磨などを行う、カスタム&レストア御用達のワンオフ対応工場。バイタリティ溢れる大峯誠社長(後列中央)は全国のショップから頼りにされている。 ◆マシニングセンター/NCフライス盤/NC旋盤/ワイヤー放電加工機などを使用したワンオフパーツ製造時は、函南ファクトリー近くの東和精機と共同で作業する。代表の千田さんは図面製作から製造までこなすエキスパート。 ◆本社工場の大島さん(左)/馬場さん(右)は、量産/ワンオフ加工を問わず切断/溶接など金属加工の経験豊富なエキスパート。世界最小の公道用バイク「仔猿」のオーナーで、仔猿マニアの大峯社長とともにパーツ製作を担当。
────────── ●文/写真:栗田晃(モトメカニック編集部) ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
モトメカニック編集部