【バドミントン ジャパンオープン】「パリ五輪は二人で見ていましたが、自分たちにとってはロスはまだまだという感じ」(西&佐藤)
8月20日に開幕したダイハツ・ジャパンオープン(横浜アリーナ/SUPER750)。大会初日は各種目の1回戦が行なわれた。ここでは、初戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。 西大輝&佐藤灯 混合ダブルス1回戦:葉宏蔚/チャン・ニコール・ゴンザレス(台湾)に1-2で敗戦 西 男子選手はオリンピックにも出場している、とても経験がある選手。いつもとは違うペアで出ていましたが、男子選手のサービス場面や3球目までで点数を取られてしまいました。所属チームではお互いに男子ダブルス、女子ダブルスをやっていて、混合ダブルスでなかなか組む機会もなかった。合宿などもなく、なかなか練習できず、直前で合わせたので、今回は個々の能力で戦ったという感じでした。 佐藤 第1ゲームの出だしは自分たちが結構勢いよくいけていたのですが、慣れられてからはどちらがゲームを取るかわからない展開。その中で、サービス場面が相手の方が上でした。第2ゲームはプッシュに行くところ、落とすところなどうまく打ち分けられましたが、ファイナルゲームは相手の男子選手にやりたいようにやられて、先手が取れなかったかなと思います。パリオリンピックの渡辺(勇大)さんと東野(有紗)さんの試合は二人で夜起きて見ていましたが、自分たちにとってはロスまではまだまだ先のことという感じ。まずは先を見すぎずに、一つひとつの試合に向き合っていきたいと思っています。
柴田一樹&山田尚輝 男子ダブルス1回戦:ゴー/ヌー(マレーシア)に0-2で敗戦 柴田 失うものは何もなかったので、勝ちたい気持ちや緊張もありましたけど、楽しみな気持ちでした。今まで、国際大会はSUPER100までしか出たことがなく(リザーブからの繰り上がりによって)急に750に出させてもらって、経験できて楽しむことはできました。特に2ゲーム目はラリーになってはいたのですが、やはり、何でもない普通の球の質が、向こうの方が高かったです。ドライブ戦になっても、向こうの球の方が沈んできて、自分たちの球が浮いていく形になっていました。ゴー選手はサービス周りがうまいと知っていましたが、ショートサービスをちょっと切ってきたり、タイミングを外してロングサービスを打ってきたりにやられて、離されてしまいました。 山田 こんなに大きな大会でプレーするのは初めてで、お客さんに見られていると感じて、楽しみもありましたが、緊張が勝っていたかなと思います。動いているうちに、ほぐれては来たのですが。やはり、サービス周りやラリーの一つひとつのショットのクオリティーが違いました。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部、平野貴也 写真/小山真司