【有馬記念】アーバンシックで挑む武井亮調教師になぎさ記者が直撃! 「やれない相手ではない」強気発言飛び出した
なぎさ では、有馬記念も勝つ気で臨むと。
武井 そうですね。でも、米本社長には「絶対に強気なことは言わないでね」と言われているので。アーバンシックは(1頭で行かなくてはいけない)ウイニングランをする自信がないので菊花賞のレース前、ルメール騎手に「ウイニングランのことだけど…」と伝えようとしたら、「駄目。『終わったらみんなと一緒に帰ってきて』でいいでしょ」と米本社長に怒られました(笑)。「謙虚な姿勢、謙虚な姿勢で」とよく言われています。
なぎさ 最後に意気込みをお願いします。
武井 ドウデュースと戦えるのは最後ですし、同世代でいえばダノンデサイルと1勝2敗でものすごく強いと思っていますが、アーバンシックも負けていないと思っているので、決着をつけたいですね。他の馬たちもすごいメンバーなので、このなかに入ってどれだけやれるのかすごく楽しみですね。
なぎさ 25日が44歳の誕生日。3日早いですが、有馬Vがバースデープレゼントになるといいですね。
武井 そうですね。なんせ5億円なので(笑)。
■武井 亮(たけい・りょう)1980(昭和55)年12月25日生まれ、43歳。山梨県出身。北海道大学獣医学部卒。2008年に美浦トレセンで厩務員となり、調教助手を経て、13年に調教師免許試験に合格。14年3月に厩舎を開業。昨年はキャリアハイのJRA年間32勝を挙げ、優秀厩舎賞(関東)2位。JRA通算2801戦238勝、うち重賞はGⅠ1勝を含む3勝(16日現在)。
■三浦 凪沙(みうら・なぎさ)1997(平成9)年9月30日生まれ。27歳。横浜市出身。父はプロ野球・横浜DeNAベイスターズの監督を務める大輔氏。父の所有するリーゼントブルースのデビュー戦を観戦したことがきっかけで競馬にはまる。2019年夏から競馬の取材を開始。現在はBS11の競馬中継で解説を務めるなど、さまざまなメディアで活躍。趣味はお菓子作り。