【有馬記念】アーバンシックで挑む武井亮調教師になぎさ記者が直撃! 「やれない相手ではない」強気発言飛び出した
ドウデュース1強ムードにSTOP! 年末の大一番、有馬記念が5日後に迫った。今年の菊花賞馬アーバンシック(牡3歳)を送り出す武井亮調教師(43)=美浦=に、三浦凪沙(なぎさ)記者(27)が直撃取材。気鋭のトレーナーが強気に投げ込んでくる言葉をがっちりと受け止めた。 【写真】ルメール騎手に導かれ、重賞連勝で菊花賞を制したアーバンシック なぎさ 改めて、菊花賞はおめでとうございました。以前から「菊花賞が一番可能性があるので」とおっしゃっていましたよね。 武井 距離があった方がいいとずっと思っていました。切れるというよりジワジワと脚を使うので、(日本)ダービーだとビュンとくる馬に負けてしまうのではと思っていて、イメージ的には菊花賞だと思っていました。 なぎさ GⅠ初勝利の喜びはいかがでしたか。 武井 どの馬が勝っても同じくらいうれしいです。中央のGⅠは初めてでしたが、(JpnⅠの)全日本2歳優駿をリエノテソーロで勝たせてもらっていますし、そういう意識はなかったです。同じくらいの時期にこの世界に入ったシルク(レーシング代表)の米本(昌史)社長が「武井くんのGⅠはうちの馬で勝ちたい」と言ってくださっていて、レース後もそのようなコメントを出してくださって。そういうのはすごくうれしかったですね。 なぎさ レース前から自信はあったのですか。 武井 僕は何でも勝てると思っているので。パドックでは本当に具合が良くて、ルメール騎手も「僕のが一番いいね」と言ってくれたくらい。レース後は「僕、見る目あるでしょ」と言っていました(笑)。 なぎさ 以前は気性的に併せ馬もできなかったそうで。 武井 ヤンチャというより、始めのときは何も理解していなかったですね。デビュー前はただ他の馬についていくことしかできず、野生馬のような感じ。セントライト記念の前に初めて、(僚馬に)先行の追い切りができました。徐々に大人になってきましたね。 なぎさ セントライト記念の前から石神深一騎手が調教をつけていますね。 武井 セントライト記念の前から先行の追い切りができるようになり、誰でも乗ってもらえるようになったので、石神深一騎手に乗ってもらうようになりました。その前には(石神)深道くんにも乗ってもらいましたよ。そういう意味でも馬に成長がみられます。深一騎手にはずっと厩舎を手伝ってもらっているので、こちらの意図を組んでくれるし、やはり上手ですからね。