【有馬記念】アーバンシックで挑む武井亮調教師になぎさ記者が直撃! 「やれない相手ではない」強気発言飛び出した
なぎさ 1週前追い切り(美浦Wコース6ハロン80秒7―12秒0)はいかがでしたか。
武井 しっかりやるイメージで折り合い面と6ハロンから時計を出すという目標を立てて、達成してくれたと思います。しまいで手前を替えたりしていたから馬は苦しかったと思うけど、これで上向くはずです。
なぎさ 中山の2500メートルという舞台はどうでしょう。
武井 ゆったり行ける距離ですし、セントライト記念のときのように坂でグワーッと行けるパワーがあるので、いいと思います。
なぎさ ルメール騎手が継続騎乗できるのも心強いですね。
武井 そうですね。ルメール騎手からは「菊花賞馬は(有馬記念)で強いんだよ。前回、勝ったときの馬を知ってる? サトノダイヤモンド、僕が乗っていたんだよ」と自慢されました(笑)。
なぎさ 有馬記念は開業11年目で初出走です。
武井 特にこれといったものはなく、他のレースと同じ感じですね。でも、ダービーがそうだったように、一度使ったら「いいな」と思うのかもしれません。
なぎさ 今年はすごいメンバーがそろいました。
武井 結構なメンバーですよね。出走させる側としては嫌ですが(笑)、ファンとしてはいい流れですね。やはり(1着)賞金が5億円になったのは大きいですね。
なぎさ ドウデュースとは最初で最後の対決です。
武井 やはりすごく強いと思います。ただ、(同世代でジャパンC2着同着の)シンエンペラーを物差しにすると、絶対にやれないという相手ではないと思います。
なぎさ 普段からの強気な発言には、何か意図があるのですか。
武井 性格がまず楽天的で、何でもかんでも勝てると思ってしまうというのが(理由の)ひとつですね。そう思っていたら、絶対に弱気なことは言いたくないんですよ。言い訳はいくらでも作れますが、馬たちに対して走る前からこちらが言い訳するのはすごく失礼だと思っています。全然かなわないなと思うときはちゃんと言いますが、チャンスがあると思っているなら、そこを強調して言うというのは決めています。