大阪府・吉村知事が定例会見12月22日(全文4完)領収書がない文通費への問題意識はあった
武富士の弁護人を務めたことへの反省はないのか
フランス10:フランス10の及川と申します。2年前、特派員協会に来られたときに、吉村知事が弁護士時代だったときに、武富士の代理人だったことについて質問しました。いわゆる今で言うスラップ訴訟、ジャーナリスト2人に対して2億円をそれぞれ要求した訴訟でした。吉村さんは弁護士だからクライアントの要求には応えざるを得ないという正当化する発言でしたが、自身が代理人になった訴訟で、和解調書で吉村さんの字が書いてありますが、盗聴という犯罪行為を隠蔽するための讒訴、事実を捏造して言論弾圧のために行った違法な行為と、吉村さんが作られた和解調書でこう書いてあるんですが、こういうことがあってもいまだに武富士の弁護人をやったことに対する反省はないんでしょうか。 吉村:僕自身が弁護士時代でやっていたこと、活動、これは特にこの場で言うようなことでもないと思っています。当時、東京の事務所に就職して事件を担当してやるということに、これは事務所の事件としてやるということです。その事務所の事件として選ぶような、当然、権限もないし、また併せて、それは言い分というのがそれぞれあるわけですから、それを法定の場で出すというのは当然のことだと思っています。個別の案件について何かここで言うことはありません。 フランス10:次に、馬場共同代表にも伺ったんですが、昨年の12月25日、鈴木宗男議員が日本維新の会のお金として、北海道障がい者スポーツ協会に赴いて、そこのトップの方に直接50万円を寄付いたしました。法律の専門家でいらっしゃるからご承知のとおり、こういう行為は公職選挙法199条の3違反ですが、宗男さんのこの公選法違反についてはどのようなお考えでしょうか。 吉村:おっしゃってる事実自体は知りません。 フランス10:馬場さんからは聞いてないということですね。 吉村:聞いてません。
政策活動費を今後公開するつもりはないのか
フランス10:あと、昨年の政治資金収支報告書が公開になったので見てみると、馬場さんにふた月で2000万円とかっていうのが振り込まれたりして、ご本人に聞いたら飲食代にも使ったというおっしゃり方でしたが、政策活動費、今後、公開するおつもりはないでしょうか。 吉村:維新の中で議論されると思ってます。 フランス10:あと政党助成金についてよく突っ込まれると思うんですけども、15億円も、本来であれば余った場合は返還するというのが法の趣旨ですけども、裏技というか、裏道で、ほかの党もやってますが、基金にして、維新の場合は15億円、基金に残っていると。一方で、身を切る改革と言いながら15億円余った政党助成金を国費に、国庫に戻さないで基金にするというのはどういうことなんでしょうか。 吉村:会計について僕はタッチしてないので知りません。 フランス10:なるほど、分かりました。 朝日新聞:ほかにありますでしょうか。よろしいでしょうか。では以上で終了します。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見12月22日