大阪府・吉村知事が定例会見12月22日(全文2)そのときが来たという印象
大阪府の吉村洋文知事は22日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「3人がオミクロン株に市中感染」大阪府・吉村知事が会見(2021年12月22日)」に対応しております。 【動画】「3人がオミクロン株に市中感染」大阪府・吉村知事が会見(2021年12月22日) ◇ ◇
いつどのように報告を受けたのか
朝日新聞:幹事社の朝日新聞の笹川です。冒頭発言のありましたオミクロン株の市中感染について1点、聞かせてください。市中感染の可能性があるということについては、知事はいつどのように報告を受けられましたでしょうか。また、報告を受けた際にどのように思われましたでしょうか。 吉村:僕自身が、その可能性があると報告を受けたのは昨日の夕方、退庁前に報告を受けました。その時点では最終結果が出ておらず、翌日の朝にオミクロン株のゲノム解析の正式な結果が出る可能性が、出ることになると思うということで、オミクロン株の陽性というのが、僕自身が認識したのが本日の午前中ということです。府として認識したのも本日の午前中ということになります。昨晩のものすごく深夜に分かったと聞いていますけども、役所としては午前中に認識をし、それを踏まえて対策を判断したという状況です。 朝日新聞:市中感染の可能性があると聞かれたときの最初の印象というか思われたこと、いかがですか。 吉村:水際対策を国も強化して、それを府でも支援できることをやりながらやっていますが、今の水際でも判明するオミクロンの陽性者の数、また入国したあとに陽性になるというのが分かっている状況等々踏まえて、市中感染というのは時間の問題だというふうにも思っていました。そのときが来たという印象です。 朝日新聞:ありがとうございます。以上です。 司会:ほかの社の方。そしたら日経新聞。
フェーズを引き上げる可能性はあるのか
日本経済新聞:すいません、日経新聞の古田といいます。今回の市中感染を受けて入院とか療養体制の強化をしたいということをさっきおっしゃっていましたけど、これ今、病床とか宿泊療養フェーズ1の状態だと思うんですけど、これを引き上げるという可能性があるのか、もしくは野戦病院ですね、大規模療養センター、これを使うとか、あとは使う基準を緩めるとかそういった考えがありましたら教えてください。 吉村:まずオミクロン株がどのぐらいの速度で国内で広がってくるかまだ分からないというのが現実です。ですので感染状況を見極めながら判断するということになると思います。現在この宿泊療養施設でも8500室を確保しています。さらにあと1500室以上、1万室以上を確保するということで下準備ももうすでにしてきています。また、野戦病院的な施設も1000床確保しているという状況です。この基準を何か変えるということは今の中では考えてはいませんが、オミクロン株がどういう速度で増えていくのか、そこも注視しながら、将来予測も立てながら、適切に判断したいと思っています。 将来どれだけ増えるか、どういう波が来るか、あるいは来ないのか、これはもう誰も、専門家も含めて分かりませんので、なんとも言えませんが、ただ、海外の状況を見ている限り、また年末年始というこのタイミングを見る限りでは、感染は拡大する可能性が高いという判断はしています。あとは重症化が低いといわれていますが、それがどのぐらいかっていうのは正直なところ分からないところでもあるので、そういったものも分析しながら対策を判断していきたいと思います。 日本経済新聞:今回、市中感染確認された3人なんですけども、この方の濃厚接触者は幅広く調査しているということで、濃厚接触者の基準に当てはまらない方も濃厚接触者として扱っているということだと思うんですけど、普段なら濃厚接触者に当たらない方で今、府が濃厚接触者として調べている方、これは今、検査をお願いしていると思うんですけど、この方々も宿泊療養施設に入所をお願いしたりとかそういった可能性はあるんでしょうか。 吉村:これが法的な意味での濃厚接触者には該当しない方もいらっしゃいます。そういった方については、本来は検査の対象外ですけれども、濃厚接触者ではないけれども幅広に検査を取るというのが基本的な考え方です。ですので検査の対象としても学校については教員はもちろんのこと、児童・生徒の皆さん全員の検査を実施いたします。