大阪府・25日に「大阪モデル」黄信号に引き下げへ 高齢者施設の面会は感染防止対策の徹底で可能に
大阪府・25日に「大阪モデル」黄信号に引き下げへ 高齢者施設の面会は感染防止対策の徹底で可能に
大阪府は21日午後、大阪府庁で「第75回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開き、24日までとしていた年度替わりの集中警戒期間を一旦終了し、感染状況を示す府独自の基準「大阪モデル」を非常事態を示す「赤色」から、25日に警戒を示す「黄色」に引き下げることを決定した。 【動画】大阪府が新型コロナ対策会議 吉村知事はオンラインで参加(2022年4月21日)
吉村知事は家族が感染のため、自宅からオンラインで参加
同会議で大阪府の吉村洋文知事は、家族が新型コロナウイルスに感染したことを受け、自宅からオンラインでの参加となった。 会議冒頭、吉村知事はオンライン越しに出席者に向け「同居の家族が新型コロナに感染いたしまして、いまルールに基づいて自宅待機をしています。自宅からオンラインで参加をさせて頂きたいと思います」と説明した。
高齢者施設での面会は認める
大阪府では3月に「年度替わりの集中警戒期間」を今月24日まで設定。この警戒期間は、歓送迎会など人の行き来が多い年度替わりの時期を受け「同一テーブル4人以内などとする会食時の人数制限」「高齢者施設での面会自粛」などの要請を行っていた。 会議では、今月末から始まる大型連休に向け、人の動きが活発になることから、この警戒期間が終わった後も、会食時の人数制限については引き続き要請することを決めた。高齢者施設での面会については、感染防止対策を徹底した上で認めることを決定した。
大阪モデルが黄色信号に
感染状況を示す府独自の基準「大阪モデル」については、現在の非常事態を示す「赤色」から、25日に警戒を示す「黄色」に引き下げることを決定した。 これについて、吉村知事は「警戒期間中に赤信号が黄色信号に達する基準を満たしましたが、期間中には赤信号を継続するという形をとりました。集中警戒期間を終了するということになりそう、警戒期間は一旦終了するということで、赤信号から黄色信号に25日から変えてまいりたいと思います」と話していた。
BA2「5月上旬にはおそらく100%に置き換わるだろう」
オミクロン株の1つで、より感染力が強いとされる「BA2」については「現時点で大阪府内では80%の置き換わりで、5月上旬にはおそらく100%に置き換わるだろうということで警戒しなければならないと思っています」と述べた。
大きな山にならないということを心がけて実現させていきたい
また「要請内容、お願い事項については継続をして、この対策を行いながら、大きな山にならないということを心がけて実現させていきたいです。黄色信号になりますが、感染の山が大きくないということになれば、緑信号になることを目指していきたい。今後、重要になってくるのは、大型連休期間中、人の大きく動く時きに入ります、人の移動の制限を要請することはしませんが、基本的な感染対策はぜひお願いしたいと思っています」と続けた。