世帯年収2000万円以上の富裕層はどんな消費行動をする? 一般消費者に比べてEC利用率は高い傾向
消費に関する価値観については、世帯年収に関わらず7割が「自分が気に入ればブランドや評判は気にならない」、6割が「情報に踊らされることにうんざりしている」と回答。一般消費者は半数以上が「何よりも値段やお得さを最優先したい」と回答。富裕層の6割は「自分にあう商品・サービスを提案してほしい」「自分向けにカスタマイズできる商品・サービスに魅力を感じる」「接客やサービスを受けるときのサポートの充実度を重視している」と答えた。充実したサポートを重要視していることがわかった。
デロイトトーマツでは調査結果から、富裕層を(1)社会的な「伝統派」(2)品質・好み重視の「個性派」(3)合理性・実用性重視の「堅実派」(4)トレンドに敏感な「先進派」(5)いずれにも左右されない「無色派」――の5タイプに分類。富裕層のターゲットやアプローチを広げるにあたっては「消費行動や嗜好に関するデータの活用による、自社および未来のターゲット層の理解を深め、適切なタイミングで個々に求める価値を踏まえた提案が必要」とまとめている。