目立つ「パパ活気分で婚活」する女性の問題点、婚活市場で目立ち始めた「パパ活卒業女子」
■婚活をしたいなら、まず現実を知ること 当相談所では、入会していない方でも恋愛相談を受け付けています。「パパ活をしていたけれども、結婚したい」という女性からご相談を受けたことがあります。 まず「お母様に自分がパパ活をしていたことを話せますか」とお聞きしています。娘がパパ活をしていることを知って喜ぶ母親はいないでしょう。たいていの女性は「言えません」と答えます。「だったらパパ活は卒業しましょう」とアドバイスしています。
さらに、結婚生活を具体的にイメージしていただきます。「あなたのお父様が仮に年収800万円だとして、家賃がこれくらい、子どもが2人だったら学費はこれくらい……」と示していく。 現実を見せることで、自分が働いて稼いだわけでもないのに数十万円のブランド品をポンポンと買う生活は普通ではないということを教えていきます。 昭和の時代のように女性は専業主婦で生きていられる時代も終わり、働き続けなければいけないということも伝えます。こうしたことを理解できなければ、結婚は難しい。
どうしても理解できなければ、2回りも3回りも年上の「女性は若ければそれでいい」という男性と結婚するしかありません。そういう男性もまだ一定数いますから。 当相談所の男性会員には、パパ活女性の見分け方を教えています。ブランド品を持っているからといって、必ずしもパパ活女性であるとは限りません。富裕層の場合、「一生物のバッグ」を子供に譲ったり買ってあげることもあります。 ■靴がブラント品の場合は要注意?
注意すべきは、靴がブランド品の場合。高級ブランドの場合は、20万円以上するものもあります。女性本人の年収が相当高ければ別ですが、例えば20代、30代の平均と言われる年収300万円台でそのような靴は買えないでしょう。靴はバッグよりも傷みが早いですから。また、流行に左右されやすいコートが高級ブランド品の場合は、さらに怪しい。 男性会員には、当相談所の近くの表参道でシャネル、ディオール、ヴィトン、グッチなどのマークを覚えてきていただき、「靴にこれらのマークが付いていたら要注意。さらに、ものをねだられたら警戒してください」とお知らせしています。当相談所では、パパ活の疑いがありそうな女性はリストに記録もしています。
30代の年収1500~2000万円の男性がもっとも狙われやすい。特に、仕事ばかりしてきた男性は、お金を持っていても生活は地味な人も少なくありません。女性とのお付き合いも苦手な場合がよくあります。パパ活女性はそんな男性を狙ってきます。ご注意ください。
植草 美幸 :恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表