目立つ「パパ活気分で婚活」する女性の問題点、婚活市場で目立ち始めた「パパ活卒業女子」
結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は、パパ活を卒業して婚活へシフトした女性の考え方の特徴と、事例についてご紹介します。 【東洋経済オンラインで2023年9月24日に公開した記事の再配信です】 ■「シャンパンのおかわり、いいかしら」 最近、パパ活を引退した女性の婚活が目立つようになっています。弊社の結婚相談所の会員さんにはいませんが、他社の相談所には続々と入ってきているようです。そうした女性たちが、当相談所の男性たちに次々にお見合いを申し込んできます。
パパ活にどんどん若手が参入してくるので、20代半ばを越えると「もう自分はオバサンだ。パパ活では高く売れない」と考え、逃げ道として結婚を希望するようです。 もちろんパパ活をしていた女性が、パパ活を辞めて結婚を希望すること自体は悪いことではありません。ただ、多くのパパ活女性の場合、婚活を始めてもパパ活の感覚が抜けきれていないことが少なくありません。 そのため男性側に迷惑をかけたり不快にさせたりすることも。そして、結婚生活のイメージがずれているので、お互いを助け合い支え合うという感覚がない。それが問題なのです。
パパ活女性の特徴は、まず、ほぼ全員お金目当てということです。お見合いは「30代の年収2000万以上の男性」を軒並み狙ってきます。デートではお財布を一切出しません。その上、高い物ばかり食べたがる。普通の年相応の男性が行く店に連れていくと、「え、こんなところ?」とガッカリします。 ある年収3000万円の男性経営者は、最初は「パパ活女性でも構いませんよ、ハハハ」なんて笑っていたのですが、いざデートしてみたら、財布を出すそぶりが一切なく、あまりにもあからさまに「ごちそうさま」と言うので、「金食い虫にしか見えなくなった」と、交際をお断りしていました。