2冠・筒香の44本映像が全米に発信。メジャー公式HPが異例の意味深紹介?!
メジャーリーグ公式ホームページは、横浜DeNAの筒香嘉智が放った今シーズンの44本の本塁打シーンをすべてダイジェストにまとめた動画を「あなたの心をNPBの本塁打王、筒香の44本を見て満たせ!」というタイトルをつけてトップで取り上げた。 動画や画像を紹介する「CUT4」と称されているコーナーに掲載されたものだ。 記事は冒頭で、「冬のまっただ中に、どうすれば熱さを感じることができるか。答えはホームランを見ることです。一番良いのは、次から次へとホームランを見ること。それは、ヨシトモ・ツツゴウの動画を見てみよう」と書き、筒香の本塁打シーンを紹介した理由を説明した。 Youtubeに掲載されている22分50秒の2016年の筒香の44本の全本塁打が貼り付けられていて、全て日本のテレビ中継から編集されたもので、当然のことながら実況もすべて日本語でなされている。 記事では、この動画を視聴する米国人ファンに配慮して筒香がどのような選手かを詳しく説明した。 「筒香は、NPB横浜ベイスターズの25才の外野手で、2016年に大きくブレークした選手。過去の2シーズン、20本塁打を放っていた後、彼はリーグトップの44本塁打を放った。元メジャーリーガーのブランドン・レアード(39本)、ホセ・ロペス(34本)、日本の年間最多本塁打記録を持っているウラディミール・バレンティン(31本)を上回っている」と、メジャー経験のある外国人選手の本塁打数を引き合いにだし、筒香の44本の価値を表した。 動画は、3月27日の広島戦で福井から放った1号から、クライマックスシリーズの巨人戦でマイコラスから放った“番外編”のホームランまで見れるが、この記事を書いたマイケル・クレア記者には、筒香の44本塁打のなかでも、特にお気に入りのホームランがあるという。 「この44本のなかには多くの大きい本塁打があるが、動画の5分5秒のホームランが気に入っている。私に聞かずとも、みなさんも22分間座って動画を見れば、宇宙の端へ向かって飛んでいく打球のなかで、あなたのお気に入りを見つけることができるだろう」。 クレア記者のお気に入りは、6月4日の交流戦のロッテ戦で、延長10回に守護神・西野からライトスタンドへ放った、この日2本目のアーチとなるサヨナラ本塁打のようだ。