安倍首相が記者会見 臨時国会が閉会(全文2完)改憲は必ず私の手で成し遂げたい
投票率の低下をどう思うか
ニコニコ動画:ニコニコ動画の七尾です。よろしくお願いします。今、選挙のお話がありましたが、今年、令和初の国政選挙が行われたわけですが、国政選挙として24年ぶりに50%を割る低投票率となりました。18歳選挙権が導入されて初の国政選挙となった2016年参院選に比べまして、18歳、19歳の関心が低下したと指摘されております。シルバー民主主義への懸念もいわれておりますが、若者とはじめとするこうした投票率の低下を総理はどう思われているのか、今後、総理からお話ありました令和の時代の政治への参加意識の向上策の必要性についてお聞きします。 安倍:若い世代の投票率が低いということは非常に残念であります。その理由としては関心がない、政治に関心がないということでありますが、しかしながら冒頭の私の発言でもお話をさせていただいたように、教育改革、教育の無償化がまさに若者世代、子育て世代に直結するテーマであります。そして社会保障についても、今までは高齢者中心だったんですが、高齢者だけではなくて若者世代、現役世代を含めた全ての世代が安心できる社会保障制度の構築を今目指して議論を行っています。その中で若い皆さんを参加をしていただいて、車座集会等も行いました。 また、現在は高校、大学を卒業して就職される方の就職率は大変いいのでありますが、就職率がいいか悪いか、これはまさに経済政策が直結するわけでありますから、そういう意味でもどうか関心を持っていただきたいと、こう思います。 その中において、残念ながら関心が低い、これは与野党関係なく、政治全体が危機感を持たなければならないと思っています。そうした思いの下に、今年、全国8都市で開催されましたG20の関係閣僚会合では、地元の高校生が政策提言を、それも英語で行う場を設けました。その中ではつらつとして発信をしていただいた、世界に向かって発信もしていただきました。