来年、65歳で定年退職を迎えるのですが、生活費が心配です。年金の繰下げ受給はしたくないのですが、ほかによい方法はないでしょうか?
まとめ
老後の資金を確保する手段の一つとしては、「老齢年金の繰下げ受給」が考えられます。しかしこれには、加給年金を受給できないこと、税や社会保険の負担が増えることなどのデメリットもあります。なお、加給年金がもらえなくなるために老齢年金の繰下げ受給を躊躇している方は、老齢基礎年金のみを繰り下げ、老齢厚生年金は65歳から受給するとよいでしょう。 「老齢年金の繰下げ受給」以外に老後資金を確保する手段としては、生活費を切り詰めるほか、働いて収入を得る方法や、NISAなどを活用して金融資産を運用し、資産の寿命を延ばす方法が考えられます。 出典 (※1)日本年金機構 年金の繰下げ受給 (※2)日本年金機構 老齢年金の請求手続き (※3)日本年金機構 65歳時の年金の手続き(特別支給の老齢厚生年金を受給している方) (※4)日本年金機構 66歳以後に老齢年金の受給を繰下げたいとき (※5)公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会 シルバー人材センターとは (※6)金融庁 NISA特設サイト (※7)財務省 個人向け国債 執筆者:辻章嗣 ウィングFP相談室 代表 CFP(R)認定者、社会保険労務士
ファイナンシャルフィールド編集部