「半沢直樹」は池井戸潤原作ドラマ総集編でつなぐ

　19日スタート予定だった堺雅人主演「半沢直樹」（TBS系）は、5・12日に予定していた前シーズンの特別総集編ごと延期に。代わりに「下町ロケット」や「ノーサイドゲーム」の総集編を放送、池井戸潤氏原作のドラマで半沢直樹放送までをつなぐという。すでに「下町ロケット」の総集編は3回に渡り放送され、19日にはその最終夜が放送された。26日からは「ノーサイドゲーム」の特別編が始まる。未放送シーンの追加と大泉洋のナレーション付きでアストロズの軌跡を振り返るという。 　実に13年ぶりとなる第2シリーズが期待される篠原涼子主演「ハケンの品格」（日本テレビ系）もいまのところ開始のめどが立っていない。篠原演じるスーパーハケン、大前春子の歴史に迫る「春子の物語 ハケンの品格2007特別編」が15日から放送されているので、それを楽しみつつ開始日を待つしかない状況だ。 　新川優愛と中村ゆりかの全面対決が始まり盛り上がっていた「ギルティ～この恋は罪ですか？～」（日本テレビ系）は「SUITS」同様、途中で延期になってしまったパターンだ。今週23日放送分から3週連続で1～3話の特別編で対応。キャストからのメッセージを添えた再編集版で、副音声でキャストのオーディオコメンタリーを実施するという。 　次々と予定されていたドラマが延期となり、過去の名作の再放送については歓迎する声が多いものの、「どんどんドラマが延期になっているけど、どこで調整するのか」「（途中で延期になったドラマに対し）延期するならスタート時にしてほしかった」「夏のドラマにも影響が出るのでは」と心配する声も多い。今後、収録できない期間が長引けば、夏クール、秋クールと影響がありそうだ。推移を見守りたい。 （文：志和浩司）