更年期世代が食べるべき 日本の伝統的な発酵食品とは 3つの理由を栄養士が解説
納豆パワーをさらにアップさせる食品とは
納豆にプラスすると、栄養メリットがさらに高まる食品を紹介しましょう。
○キムチ 同じ発酵食品として、乳酸菌による整腸作用の相乗効果が期待できます。唐辛子やニンニク、ショウガも含まれているので、血行促進や代謝アップ、疲労回復の効果も。 ○オクラ 血糖値やコレステロール値の上昇抑制効果があるとされる水溶性食物繊維と、便秘予防に期待できる不溶性食物繊維が豊富です。 ○シラス カルシウムやビタミンDが豊富。骨に定着させるビタミンKを含む納豆と組み合わせることで、骨の健康がパワーアップします。 ○トマト 納豆に不足しているビタミンCを多く含みます。栄養バランスが整うだけでなく、彩りも良くなって食欲増進に。そうめんの具や、冷ややっこのトッピングとしても◎。 ○食用油 納豆に多く含まれるビタミンKは脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率がアップ。風味が良いオリーブオイルやゴマ油などが合うでしょう。
納豆の匂いやネバネバ軽減が期待できるパワーアップ食品
○長ネギ 血液サラサラ成分として知られる硫化アリルは、ナットウキナーゼとの相乗効果に期待。ネギの香りには、納豆の独特の匂いを消してくれる効果もあります。 ○シソ ビタミンやミネラルが多く、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB2、カルシウムの含有量は、野菜のなかでもトップクラスです。βカロテンは納豆にはないので、一緒に食べることでバランスが良くなります。シソの香味成分が納豆の匂いを和らげます。 ○酢 酢には、納豆が持つ鉄分やカルシウムなどのミネラルの吸収を助ける効果が期待できます。また、酢を加えて混ぜるとフワフワ食感に変わります。とくにネバネバが苦手な方にはおすすめです。 好みの組み合わせを見つけて、毎日の食事に取り入れていきたいですね。
Hint-Pot編集部