「おひとり3080円」「品数も少なめ」…。フランス発祥の高級カフェチェーン・PAUL(ポール)の高級モーニングの”超正直な感想”
なお、庶民とは縁遠いお店に感じる「PAUL」ですが、運営しているのは株式会社レアールパスコベーカリーズ。 敷島製パン株式会社のベーカリー事業会社として、1981年に株式会社パスコ東京として発足し、その後、2000年に今の名前に社名変更した歴史を持ちます。 敷島製パンといえば、スーパーやコンビニの陳列棚でお馴染みの「Pasco」で知られる会社。「Pasco」の親戚筋のお店と思うと、なんとなく親近感が湧くのでは?
■雰囲気代を含めれば、お値段以上のモーニング そんな「PAUL」のメニューや味付けは総じて女性好み。雰囲気も女性好み。そして、利用客はほぼ女性です。 朝8時30分の時点で40席ほどある店内は満席で、20人以上が利用していたのですが男性は2人だけ。その2人も奥さんの同伴という感じ。ほとんどが女友達2人組もしくは女性のグループです。 誰一人、「寝起きでジャージ」「Tシャツに短パン」みたいな服装をしていません。ロングワンピースや、チュニックの重ね着、マリメッコのスカートや、リバティプリントのブラウスなど、ナチュラルなファッションのおしゃれさんばかりなのです。何かしらのドレスコードでもあるのかというほど(ちなみにTシャツに短パンだった筆者は浮いていました)。
ビュッフェは言い変えれば食べ放題。「沢山食べて元を取るぞ」みたいな気持ちで「PAUL」のモーニングビュッフェに行くと場違い感がすごいです。 誰もが、行儀良くビュッフェブースの列に並んで順番待ちして、割り込む人などいません。お皿にてんこ盛りに料理をのせて、ガツガツ頬張る人もいません。 食事・内装・スタッフ・お客さん、全てがいい感じで、空間全体が心地良く整っています。このちょっと特別な時間が3080円というのは、決して高くはないのかもなと、考えさせられる朝です。
【その他の画像もたくさん!】「おひとり3080円」「品数も少なめ」…。フランス発の高級カフェチェーン・PAUL(ポール)の”高級モーニング”はこんな感じ 編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。
大木奈 ハル子 :ブロガー・ライター