FIAベン・スレイエム会長、離職者多数で批判も意に介さず。運営スタイルは「F1ドライバーに関係ない」
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ベン・スレイエム会長は、ここ最近のFIA幹部解任の背景について詳しく説明することを拒否。優先事項は加盟クラブに尽くすことであり、外部に説明することではないと主張した。 「これが我々の仕事だ」 ここ最近の出来事についてベン・スレイエム会長はそう語った。 「FIAのためになることなら何でもやる。我々のことに他人が口を挟むのは、本当に余計なお世話だ」 また、3レースを残した段階でF1レースディレクターのウィティヒが離脱した理由について、特にF1ドライバーたちが回答を求めているが、これについてもベン・スレイエム会長はFIAが説明を行なう必要はないと語った。 「彼らに話す必要があるのか? チーム内で何かが変わった時、彼らは我々に話をするのだろうか? いや、そんなことはない。誰も言う必要はない。我々にはルールがある。他人のルールには従わない。シンプルなことだ」 そしてベン・スレイエム会長は、ここ数週間FIAの運営スタイルがニュースを賑わせていたが、気にしているのは組織をより良くすることだけだと語った。 「メディアに対しては失礼ながら、なぜ私が全てに答える必要があるのだろうか?」とベン・スレイエム会長は言う。 「私にはメンバーやスポーツに対する責任がある。私は朝起きてメディアを見るような人間ではない。メディアは良いが、FIAの投票権は持っていない」 「私はFIAを直すために選ばれ、実際に修正している。我々の新しいチームにはとても満足している。とてもハッピーだよ」 ベン・スレイエム会長は、FIAが過去2年にわたり採用活動を実施し、離職者をはるかに上回る人材を雇用したことを鑑みると、組織からの離脱は不必要に注目を集めたと考えている。 「私はFIAに対して非常に楽観的だ」とベン・スレイエム会長は言う。 「今のポジションにはとても満足している。良いことしか見えない」 「ちなみに、2023年には64人のスタッフがFIAに加わった。2024年は92人だ」 外部からの批判を全く気にしていないか? と問われたベン・スレイエム会長はこう答えた。 「いや、大いに結構だ。何が起きているのかお教えしよう。彼らの脳内では私がタダで生活しているんだ。彼らの頭の中で私は良い暮らしができているよ」