ルクレール、F1カタールGPのレース中にドリンクを一切飲めず「去年だったら完走できなかったと思う」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1カタールGPの決勝レース中に、ドリンクを一切飲むことができなかったと明かした。昨年のように灼熱のコンディションだったら「完走できなかったと思う」と、レース後にルクレールは語った。 【リザルト】ルクレール、飲み物なしでも好走! F1第23戦カタールGP決勝レース結果 F1カタールGPの決勝レーススタート直前、ある1本の無線交信が国際映像に載せられた。それはルクレールのモノだった。 「ドリンクシステムが壊れちゃって、飲めないんだ。交換する時間はあるかな?」 しかし、そのための時間はなかったようで、ルクレールはまったくドリンクを飲めない状態で57周のレースを走り切り、そして2位でフィニッシュした。 「結局飲めなかったんだけど、正直言って今回のレースでは、それほど問題ではなかったと思う」 そうルクレールは語った。 「去年だったら大きな問題になっていただろう。ドリンクがなければ、レースを完走することなんてできなかったと思う。今年はかなり落ち着いていた。脱水症状はなかった」 しかし今年のレースはスタートからフィニッシュまでほぼ全開。体力的に簡単なレースではなかったと、ルクレールは言う。 「今日はペースを落とす余裕はなかった。1周目から最終ラップまで、全力でプッシュするだけだった。ドライバーとしてはかなり楽しかったよ」 「レース終盤、高速コーナーでは僕らドライバー全員が、冷静な状態ではなかったと思う。体力的には本当にキツいレースだった」
田中健一