年収1千万円=時給5千円だが、実際に使える時間の価値はそれよりもはるかに高い! 会食で、お酒の場で…山崎元氏が若い人に伝えたい人生のティップス
お酒は「ひとクラス上」を飲め
体質や好みで一人ひとりちがうが、体質的にお酒が飲めて、美味しいと思えて、悪い酔い方をしないなら、飲酒は楽しみとしても、対人関係の上でもプラスに働きうる。 お酒は、自分と同世代くらいの友人が飲んでいるものよりもひとクラス上のものを飲むことを意識するといい。サントリーのウイスキーだと、友人と日頃「角瓶」を飲んでいるなら、自分で飲む時には「白州」、「山崎」あたりを飲む要領だ。人間関係のクラスが上がる時への備えになる。 お酒に詳しくなるのもいい。一案として、ワインは基礎知識の範囲が広く詳しい人が多いので他人に任せて、ウイスキーに詳しくなる手がある。主な蒸留所の個性を覚えるとかなり楽しく語ることができる。ワインよりも基礎知識の範囲がひと桁小さい。 お酒は、あくまでも「美味しい」と思う範囲で飲むことが大事だ。酔うために飲むのは良くない。ヤケ酒は禁物だ。嫌なことがあった日は、むしろ飲まないくらいの心掛けで、お酒と大切に付き合うべきだ。 なお、世間は「飲酒による失敗」に対して、かつてよりも不寛容になっている。大いに気をつけよ。 写真/shutterstock
---------- 山崎元(やまざき はじめ) 1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会多数。ズバリ語る辛口の経済解説、マネーコラムで人気を博している。 ----------
山崎元