193cm大型CBが川崎F帰還…早稲田大DF神橋良汰「大卒は即戦力として試合に絡まないと意味がない」
DF神橋良汰は早稲田大での4年間を経て、高校までを過ごした川崎フロンターレでプロキャリアをスタートさせる。クラブからは6日に背番号も発表になり、27番でプロ1年目を迎えることになった。 【写真】「可愛すぎて幸せ」「凄い」「最高」元日本代表GK川島永嗣が美人妻や子どもとパリで年越し 思ったような結果を残せたとは言えない大学生活だったかもしれない。それでも希望していた“帰還”を決めた身長193cmの大型CBは、「本当により危機感を持ってやりたい。大卒は即戦力として試合に絡まないと意味がない。自分に発破をかけながら取り組んでいきたい」と自らを奮い立たせた。 大学2年目までは1部で戦ったが、3年目からは2部に降格。そして神橋自身も安定して出場機会を掴むことができなかった。大学4年生になる直前のデンソーカップチャレンジには、関東大学選抜Bにエントリー変更でギリギリのメンバー入りとなったが、シーズン開幕直後の4月には、右鎖骨を骨折して手術も経験した。 それでも川崎Fの向島建スカウトは、ずっと気にかけてくれていたという。「実際にオファーを頂いたのは、リーグ開幕(4月7日)の立教戦のあとだった。その直後に怪我をしてしまったので、メディカルチェックや仮契約といった段階を踏むのに時間がかかってしまった。でもキャンプも行っていないし、練習参加もせずにオファーをくれたクラブに感謝です」。 怪我が治った夏には、高校3年時以来となるトップチームへの練習参加を経験。「高3の時はチャレンジャーというか、単純に楽しみに行くワクワクが強かったけど、今回はアピールしないといけないなという危機感があった。ボール回しだったり、ゲームの部分でもすべてのクオリティがひとつ、ふたつ高かったのですごいなと感じたけど、早く慣れて、強烈なインパクトを与えるような選手にならないといけないと思いました」。 近年では大学経由で帰還したアカデミーの選手が結果を出している。「実際に山田新くんや(山内)日向汰もそうですけど、一緒に戦ってきた選手が大学を経由して活躍しているのはすごく刺激になる。いいお手本がいるので、越せるような選手にならないといけないし、ならないといけない」。当然意識を十分にするところだ。 川崎Fは昨年末に8年間指揮を執った鬼木達監督(今季より鹿島監督)の退任を発表。前福岡監督の長谷部茂利氏が新監督に就任する。この人事も「フラットにみられると思うので、1年目の最初のキャンプから勝負だと思う」と追い風に捉えた大卒新人DFは、「昨季川崎は苦しい試合が続いて思うような結果が出せなかったけど、今季は優勝争いをすることが目標。個人としても開幕スタメンを目指して、キャンプからアピールしたい」と力強く話していた。