コロナ分科会の尾身会長が会見(全文4完)もうこれは災害に近い
職場での感染対策で一番求めたいことは
そうしないと、あとはインターネットなんかで若い、だけどこれは若い人だけじゃないんですね、さっき言ったとおり。40代以上の人。これはもう全ての日本人が、テレビを見る人、見ない人、インターネットで、いろんなLINEとか、そういうTwitterでやる人も含めて、そういうことを分かってもらうような努力というのも必要だと思うんですね。 だからできることは、今、最悪の場合はどうなるかって、それは最悪の場合は、ならないように今全力を。もちろん途中で分かってきますから。1週間ぐらいたって、これがちっとも、効果が出ているか出ていないか分かりますよね。ある程度、少しずつ、人流について分かりますから。それでまた当然対策は、また考えるというのは、これは当然のことですよね。いろんなことを考えると。 NHK:ありがとうございます。すみません。1点だけ。今回の提言の中で、妊婦とか重篤な基礎疾患のある人の職場での対策というのは、これは必須だという表現が加わりました。職場でのクラスター感染とかっていうのが、いまだにかなり多くの割合を占めるようになってきた中で、この市中の感染がかなり広がっている状況では、企業として感染対策をしっかりやる安全配慮義務とか、企業の責任にも関わってくるんじゃないかという指摘が専門家の中からあります。職場での感染対策の重要性、特にテレワークというところも含めて、今回まとめるに当たって、先生方の議論ではどういう指摘があって、何をいま一度求めたいのかという点はありますでしょうか。 尾身:やっぱり人流が多いっていうのは、人々が外に出るのはだいたい大きく分けて3つですかね。学校か職場か、ショッピングとか、遊びというか、生活ですよね。仕事というのは、働いている人はものすごく多いので、テレワークというのはものすごく重要なんですけど、どうもテレワークがあまり徹底されていないということで、今までどおりテレワークといってもなかなか心に響かないので、専門家の中で、こういうことにも、われわれは考えているんでよろしくと、そういうぐらいテレワークというのは重要で、職員の健康を守るという観点からも重要じゃないかというので、単にテレワーク強化ということを言っても、結局は、多くの人は同じメッセージに飽きちゃっているということも事実なんですよね。そういうようなことも一部考えるし、実際に基礎疾患のある人は一定、感染したら重症化するリスクが高いという、医学的なものと、それからそういう社会心理学的な面と、両方あってのことだと思います。 司会:それではほかにご質問ある方。では真ん中の列の、4列目、後ろの方お願いします。