次世代型アップサイクル調味料も。大分発のユニークなサステナブルアイテムたちが熱い!
② しいたけ読本
全国の生産量の半分を占める、大分県の乾椎茸。味、栄養面だけでなく、原木での自然栽培による森林環境の整備や育林など、森の循環の役割も担っているという。乾椎茸ならではのおいしさがそのまま詰まったスライスタイプで、通常は水で5時間かかる戻し工程も30分~1時間という手軽さがうれしい。椎茸にまつわる豆知識を載せたオリジナル解説冊子「しいたけ読本」付き。
手焼きのうすいせんべいに、かつて一大産地だった生姜と合わせた蜜を刷毛で一枚ずつ丁寧に手塗りすることから“食べられる工芸品”として愛されている銘菓。創業100年を超える〈後藤製菓〉では、そのせんべいの間に小倉餡をサンドし、やわらかい食感へとアレンジ。「うすきさんど」を通して、地域の食文化を未来につなげるアクションを行なっている。ユネスコ食文化創造都市の認定都市となった臼杵から届く、粋な手仕事の味を感じてみて。
② 車えびかりんとうプレミアム
国東半島の沖合に位置し、ジオパークにも認定されている離島・姫島は海の幸の宝庫。その価値を島外にも伝え、島の子どもや移住者たちの持続可能な暮らしを支えたいと生まれたのが、天然のあおさと車えびを丸ごと使ったスナック感覚のお菓子。新たに上品なパッケージと個包装タイプにしたことで、ちょっとした手土産としても最適。子どもから大人まで一緒に楽しめて、島の味を感じる銘品に。
〈大分県〉
県産品魅力再構築推進事業として、サステナブルな取り組みを行う10社を選定し、県産品のリブランディングで商品価値の向上などを行う。お問い合わせは097-506-3280(大分県商工観光労働部 商業・サービス業振興課)
text_Ami Hanashima