過熱する中学受験、親たちのリアルな声「1年前の自分に言っておきたいこと」とは
こんにちは。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智です。 先日、大学入学共通テストが行われたというニュースを見ました。いよいよ受験シーズン本番ですね。中学受験は試験日を2月に設定している学校が多いものの、もう全国で試験が始まっています。 受験なんて考えてなかったのに…タワマンカーストが招いた、子どもを苦しめるママたちの“学歴バトル”【漫画を読む】 少子化が問題になっていますが、中学受験をする人数は増えているそうです。 「うちの子はまだ小さいから……」と思っている人もいるかもしれませんが、勉強に対する姿勢や家で勉強する環境は、すぐに確立できるものではありません。いざ受験することになって、直前に「こうしておけばよかった」と後悔することもあるでしょう。 実際に今年子どもが中学受験をしているというママに、「1年前の自分に言っておきたいことはありますか?」というテーマで話を聞いてみました。中学受験をしなくても、子どもの生活習慣を改善するヒントがあると思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
小さな頃から規則正しい生活の基礎を作っておこう
受験勉強が大変な時期になると、食事や寝る時間が遅くなって生活が不規則になりがち。受験シーズンだけとはいえ、しばらくそんな生活が続くと、中学生になってからもなかなか規則正しい生活に戻すのは難しいです。 受験に関係ない学年のうちから、規則正しい生活の「基礎」ができていることが理想です。基礎ができていれば、少し崩れてもすぐに戻すことができます。 まず、子どもが朝起きてから寝るまでのスケジュールを子どもと一緒に書き出してみましょう。そして、実際にどれだけの時間をかけているかタイマーで測ります。どれだけの時間を費やしているかを把握することが、時間管理に役立ちます。例えば、「ごはんを食べるのにかかる時間は15分くらい」と自分では思っていても、実際にタイマーで測ると30分以上かかっていた、なんていうことがあります。「15分」と思ったまま生活していては、ほかのスケジュールがどんどん遅れてしまいますね。 話を聞かせてくれたママは、受験前に子どもの行動を時間で測って日常のルーティーンを可視化していました。すると、勉強する時間をもっと増やしたいと考えた子どもが自分で生活を見直して、「お風呂の後にドライヤーをかける10分の時間をなくしたい」と髪型を変えたそうです。ほかにも、塾の時間が遅くなってからは「寝るまでにすること」と「かかる時間」がわかるので、自分で時間を調整することができました。「本当にやっておいてよかった!」と言うので、みなさんも子どもの行動と時間を可視化してみてはいかがでしょうか。 また、子どもの気分転換になることも習慣化しておくことがおすすめです。家事のお手伝いや散歩などの軽い運動など、塾と勉強ばかりになって息がつまらないように、違うことをする時間も1日の生活の中に作っておきましょう。ゲームやインターネットなどが気分転換になるという子もいるかもしれませんが、ダラダラといつまでも続いてしまうので、勉強に戻るきっかけがなくなってしまいます。できれば「終わった」と達成感のあることや、運動不足解消のために体を動かすことがいいでしょう。