焼き肉店の倒産“過去最多” 日本人の「牛肉離れ」進む 背景には『A5ランク』量産で『手ごろな国産牛』減少
■海外に和牛を販売 新しいマーケットの開拓
日本人の“牛肉離れ”を受け、海外に目を向ける企業も増えている。 銀閣寺大西 大西英毅常務:こちらは外もも肉を使っています。外もも肉でも、和牛であれば、きれいな霜降りなんですよ。 京都市内にある和牛専門店「銀閣寺大西」を訪れたのは、スイス人のシェフ。 日本式の和牛の食べ方や目利きの仕方などを学ぶ。 銀閣寺大西 大西英毅常務:すね肉は例えばヨーロッパでは、煮込んだり、シチューなどに使うことが多いです。(日本では)すね肉を焼き肉に使うことがあります。 スイス人シェフ:これを焼き肉に使うというのは面白いですね。スイスではこの部分は使いません。 銀閣寺大西では、世界34カ国で和牛を販売し、海外での売上げは、わずか6年で100倍になるほど“WAGYU”は大人気に。 今では、廃棄されることが多い、出産した「経産牛」を育てなおしたオリジナルブランドも販売している。 銀閣寺大西 大西英毅常務:環境にいいお肉、食べることで環境に貢献できるお肉が、海外だと購買意欲につながってあたり前になってきている。日本のマーケットが小さくなっていくと、縮小していくとなったとき、(生産者に)新しいマーケットを見つけてあげたいなという思いがあった。 変わりつつある牛肉をとりまく現状。手ごろな価格で牛肉を買えるときはくるのだろうか。 (関西テレビ「newsランナー」2024年10月23日放送)
関西テレビ