令和ならではのデートカー爆誕? プレリュードコンセプトってどんな車? ナンパおじさんとは一線を画すコンセプト
ジャパンモビリティショー2023に出展されていたホンダの「プレリュードコンセプト」。ジャパンモビリティショー2023では、ホンダらしいピュアホワイトのボディカラーでしたが、2024年7月に開催されたグッドウッドフェスティバルオブスピード2024では、深紅にカラーリングされたプレリュードコンセプトが公開され、色気が増したその姿に魅了された人は多かったのではないでしょうか。 【写真】この記事のプレリュードコンセプトの画像を見るならこちらから すでに市販化に向けて動き出しているというプレリュードコンセプト。ただ、発表されているのはハイブリッドカーであるということのみ。エンジンやインテリアなどの詳細情報はまだわかっていません。はたして、市販型はどのようなクルマに仕上がるのでしょうか。
■第6世代となる新型のターゲットは「親子デート」
ホンダ「プレリュード」は、初代モデルが 1978 年に登場、その後 20 年間、5 世代にわたって販売されたモデルです。その時代の最先端のデザインとテクノロジーのショーケースとして機能していたプレリュードは、惚れ惚れするほど美しいプロポーションをもっていたことから「デートカー」として、一躍人気となりました。 ただホンダとしては、卓越した走行性能を持たせたスポーツクーペとして開発したプレリュードに、「デートカー」という軟派なイメージが定着しまったことは想定外だったようで、当時はこのイメージを返上しようと試行錯誤も行われました。作り手の思惑とは違ってしまいましたが、これによって、プレリュードの知名度が上がったことは、ホンダにとって幸運なことではありました。 プレリュードコンセプトは、通算 6 世代にあたります。プレリュードの名にふさわしい魅力的なデザインに、先進的なハイブリッドパワートレインを組み合わせた2ドアクーペであるプレリュードコンセプトが目指したのは「アンリミテッド・グライド」。ロー&ワイドなスタイルで大空を滑空するグライダーをイメージしており、狙うのは40~50代のX世代、10~20代のZ世代の間とのこと。親世代と子供世代が一緒に移動する「親子デート」をイメージしているようです。