令和ならではのデートカー爆誕? プレリュードコンセプトってどんな車? ナンパおじさんとは一線を画すコンセプト
■シビックの2ドア版か?? マニュアルモデルも期待したい!!
ロングノーズかつコンパクトなキャビンの流麗なボディに、20インチの大径タイヤが装着されたプレリュードコンセプト。スムージングされたアウタードアハンドルもスタイリッシュです。リアトランクエンドには、カーボン柄の小さなリアスポイラーも確認できます。 薄目のヘッドライトやブラックアウトされたフロントグリル、一文字のリアテールライト、その下に刻まれたHONDAとPRELUDEのエンブレムなども、非常におしゃれ。前後バンパーに、ブルーの縦ラインがアクセントとして入れられていることは、電動スポーツカーであることも表していると思われます。 大径ホイールの奥に見えるブレンボ製ブレーキは、JMS2023の時点ではキャリパーはブルーでしたが、グッドウッド2024公開車ではレッドに変更されています。ボディカラーも相まって、映えカラーのレッドのほうがプレリュードには似合うように思います。 駆動方式は未発表ですが、シビックと同様に前輪駆動になる可能性が高いようです。おそらく、現行シビックと同じく、2.0L直4エンジン+モーターのe:HEVと、1.5L直4ガソリンの2通りが用意されるのではないでしょうか。さながら「シビックの2ドア版」といったところでしょう。シビックRSと同じく、マニュアル仕様も期待したいです。 ホンダは「2030年までに国内で販売するすべての新車を電動車にする」という目標を立てていますが、新型プレリュードは2025年内デビューと予想されており、まだガソリン車も間に合うタイミングです。日本市場では敬遠されがちな2ドアクーペですが、北米などの海外市場では、日産フェアレディZやフォードマスタング、シボレーカマロなど、いまも人気が高いジャンル。特にホンダのメインマーケットである北米市場では、ヒットしそうな予感がします。
■まとめ
ホンダ関係者によると、新型プレリュードの開発は、最終段階に近いとのこと。かつてはとんがったプレリュードを目指していたホンダですが、新型プレリュードでは、キーワードの「デートカー」をむしろ積極的に狙っているようにも感じられます。「親と子がドライブに出かけるクルマ」として狙い通りに売れるのか、量産版の発表が非常に楽しみです。 Photo:ホンダ Text:吉川賢一