日大三島・永田監督「来ただけで感慨無量、一から積み上げ」センバツ
第94回選抜高校野球大会は第3日の21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、昨秋の東海王者で38年ぶり2回目出場の日大三島(静岡)は金光大阪に0―4で敗れた。報徳学園(兵庫)の監督として2002年センバツを制し、退任後は18歳以下によるU18ワールドカップ(W杯)の高校日本代表監督も務めた日大三島・永田裕治監督の試合後のコメントは次の通り。 【甲子園に春の日差し】日大三島 vs 金光大阪 日大三島・永田裕治監督 選手は一生懸命やってくれた。前任の報徳学園と違い、投手経験もさほどない選手が甲子園に来られるようになった。今までの人生で経験したことのないことをやってくれた。感謝したい。 (先発の松永は)精いっぱいやってくれた。持てる力は出してくれた。立ち上がりはボールも高かったし、投げ急いでいるのかなと思ったが、よく投げたと思う。 (金光大阪の右腕・古川の配球は)外中心で、ほとんど内角はこないと言っていたが、それ以上の(キレのある)ボールがきてた。うちの打線よりも金光大阪のバッテリーの方が良かった。 (監督就任2年で甲子園に導き)まさかここまで来られるとは全く思っていなかった。地区大会や県大会などで「これで終わりかな」と負けを覚悟したことが何試合もあった。力的にはここまで来るとは全く思っていなかったので、ここまで来ただけで感慨無量。 (夏に向けて)全国大会が難しいということを肌で感じてわかったと思いますし、正直、持っている力は全国に出てくるものではないが、500%の力を出してここまできた。もう一回一から積み上げていきたい。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。