モチベがゼロの時のための仕事術。秘策「一口サイズの逆ポモドーロ」
どんな生産性を向上する方法も、すべての人に効果があるわけではありません。 だからこそ、この世にはたくさんの生産性向上方法があるわけで、多少改良したり調整したりしながら、自分に合った方法を探すのに時間をかけなければなりません。 本当に大きく大変な仕事に取り掛かるときは、いつも頼りにしている従来のやり方ではうまくいかないこともあります。 そんなときは、より簡単にするために、今回ご紹介する2つの方法を組み合わせてみてはいかがでしょうか?
タスクを細かく、小さく「ワンバイト」
最初に「ワンバイト(一口サイズ)」テクニックを試してみましょう。少し事前準備が必要ですが、大きな仕事に怖気づいているときには本当に助けになります。 1. タスクを書き出す まずは、紙を用意し(もしくはデジタルのドキュメント)、そこにタスクを書き出します。 たとえば、四半期に一度開催される会議を仕切るとします。その仕事を、出席者の調整、議題の設定、設備や会議スペースの準備、議事録の作成など、会議中のタスクを小さく分解します。 2. タスクを分解する そこから、さらにタスクを分解していきます。 出席者の調整であれば、会議の招待通知を送るだけでなく、出席するべき人を決め、出席を承認したり、却下したりした人を把握し、出席者全員に会議の予定やリマインダーを送ることも含まれます。 議題を設定するには、プレゼンや発表をする社員を確認し、内容の一覧を書き出し、それぞれに適切な時間を割り当てなければなりません。 会議スペースや設備のチェックは、会議室を抑えること、IT部署との調整、オンラインミーティングであれば使用料の支払いの確認、出席者全員分の席の確保などを意味します。 議事録の作成には、記録係を指名し、録音環境を整え、会議終了時に効率よくかつタイムリーに、必要な関係者に議事録を配布するためのタイムラインとワークフローの作成が含まれます。 もちろん、会議を仕切る責任者であれば、このようなやるべきことをすべて把握しているはずですが、「会議の運営」を意識的に小さなタスクに分解せずに、大きなひとつの仕事として見ていると、圧倒されてしまう可能性が高くなります。 何にでも応用が効く これは、旅行の計画から家の大掃除にいたるまで、あらゆることにも当てはめることができます。大きな仕事に着手する前に、小さなタスクに分解する習慣を身につけることで、何事もスムーズに進められますし、やる気も出ます。 小さなタスクが完了するのを確認しながら、達成感を感じ、さらに進める準備ができます。