【福岡ボート(サマータイム)一般】益田啓司 ふがいないままで終われない
<26日・福岡ボート・3日目> 自らを厳しく律した。益田啓司(45)=福岡=は1回走りだった3日目7Rで3コースから2着を奪取。ただトップSを切りながら、「船が通った後なのか、水面が悪くて差しに構えてしまった」とまくらず差しを選択した消極的な自らの姿勢を猛省した。 機力にも不満たらたら。「行き足や伸びは悪くないけど、回っての押しがない。エンジン音もおかしいし、合わせ切れていない」。相棒21号機はAランクの良機で、低調機シリーズの今節なら節一に仕上がっても不思議はない代物。だからこそ、中堅レベルにとどまる足色に納得がいかない。 とはいえ、このまま手をこまねいているわけにはいかない。福岡勢で唯一ファン選抜に選出された地元大将格として責任を果たす覚悟は十分に持っている。「何とかしたいし、しなければならない。このままふがいないままでは終われないです」 前期(昨年11月~今年4月)は6点台前半の勝率にとどまったが、今期(5月~)は現在勝率6.70と本来の位置にまで復調。攻撃型のレーススタイルも戻っていたからこそ、今節の自分が許せないでいる。「ここからはペラ調整もレースも積極的に行きたい」。機力さえ上向けば本来の姿を見せられるはず。地元A1の意地に懸けて、ここからVまで一直線に進撃する。 (森 大輔)