iPhone「日本語入力」がさらに使いやすくなった iOS 18のアプデで好評の「なぞり入力」に対応
iPhoneのキーボードは、ソフトウェアとして実装されているため、物理的なそれと比べると自由度が高い。多言語に対応しており切り替えが容易なのはもちろん、タッチパネルならではと言えるフリック入力を生み出したのもiPhoneだ。また、OSのアップデートに合わせる形で、新しい入力方式が加わっている。日本語も、例外ではない。 【画像】日本語でも「なぞり入力」が使えるようになるiPhoneの設定方法 ■ソフトウェアキーボードならではの「なぞり入力」 9月に配信されたiOS 18では、日本語が「なぞり入力」に対応し、より効率よく入力することが可能になった。その1つ前のバージョンにあたるiOS 17でも、日本語の手書き入力が追加されるなど、積極的にキーボードを更新していることがうかがえる。iOS 16では音声入力もキーボードとシームレスに統合され、より使い勝手が増している。文字入力はOSが1世代上がるだけで、大きく進化していると言えるだろう。
また、ソフトウェアキーボードならではの意外と知られていない入力のコツも多彩にある。知っていれば、入力効率をより上げられるだけに、ぜひマスターしておきたいところだ。ここでは、そんなiPhoneのキーボードや文字入力にまつわる設定テクニックや入力時の小技などを解説していく。パソコン用の物理的なキーボードに比べて入力スタイルが限定されているからこそ、こうしたワザを身に付けたい。 ■英語で人気の「なぞり入力」が日本語でも使える
フリック入力で文字をスムーズに入力できるテンキーに比べ、QWERTY方式のキーボードを使ったローマ字入力は、やや入力のテンポが悪いのが難点だった。ローマ字という特性上、ワンタップでひらがなになるのは「あ行」のみで、それ以外はどうしても2回のタップが必須になる。キー1つひとつが小さく、物理キーと違って目視しなければならないのも、入力のしづらさに拍車をかける。 これをよりスムーズに入力できるようにしたのが、「なぞり入力」だ。この方式は、元々英語用のQWERTYキーボードから実装が始まったもので、2019年に配信されたiOS 13で対応している。キーを1つひとつタップしていくのではなく、一筆書きのようになぞっていくことで入力を済ませられる方式が、これだ。