“180cmの女性”が語る日常生活。実家は「頭をぶつけにくい設計のオーダー住宅」妹は184センチ
成長痛で「体の節々が痛かった」
音羽:私の場合、中学校に入学した春の段階では153センチと、あまり背は高くなかったんです。中1の夏休みに一気に身長が伸び始めて、4月から9月の間で5センチ伸びていましたね。 ――夏休み明けで久々に会った同級生もびっくりしたでしょうね。 音羽:周りが縮んだのかと思いました(笑)。中1の夏休みは体の節々が痛くて、ずっと成長痛に苦しんでいましたね。中学卒業時で172センチ、高校に入ってからもゆるゆると180センチまで伸び続けました。中1の夏休み以降、女子の背の順的にはずっと一番後ろです。 ――身長が伸びて学校生活はいかがでした? 音羽:男子からすれ違い様に「うわ、あいつ俺よりでかいんだけど」「ああいうの女として見れないわ」みたいなことを言われることもありましたね。体育でバスケやるとき、身長の低いバスケ部の子のシュートをペシーン、ペシーンって片っ端から弾いていたら、「あいつ身長を笠に着てんじゃねえよ」みたいな陰口を言われたこともあります(笑)。一応、手加減していたんですけど。
実家は「頭をぶつけにくい設計のオーダー住宅」
――これまで取材してきた高身長女性は、お二方とも運動が苦手とおっしゃいました。 音羽:当時は周りの女子より遅れて身体が成長していたので、私も運動が特別得意なわけではなかったです。筋肉がついた今はむしろ人より運動できるほうだと思いますが、身長が伸びている時期って筋肉がつきにくいらしく、体育は嫌いでした。短期間で身長が急に伸びたせいで身体感覚がズレて、学校の耐震補強の柱におでこを打ち付けてけっこうな怪我をしたこともあります。 ――ベタに上野駅の天井が低い箇所なんかは注意ですよね。 音羽:古い賃貸物件や家だとシンクが低くて台所での作業も腰がつらいし、換気扇のフードがちょうど目線のあたりの位置にあるので、しょっちゅう頭をぶつけます。実家は一軒家で、通常より全体的に高さを出して頭をぶつけにくい設計のオーダー住宅です。