メグロS1&W230、GB350Cの登場でさらに熱い! 最新の昭和レトロ系バイク5選【2024年秋冬版】
カワサキ・Z900RS/SE/カフェ
2017年の発売以来、大型バイクのなかでも特に大きな支持を受けている大ヒットモデルが、カワサキの「Z900RS」です。 そのルーツは1972年に登場し、世界中でいまだに高い支持を受ける900ccモデルの名車「900スーパー4」、通称「Z1」。ティアドロップタイプの燃料タンクやテールカウル、水冷ながら美しいフィンを持つ948cc・並列4気筒エンジンなどの採用で、名車Z1のスタイルを現代に蘇らせているのがZ900RSだといえます。 また、トラクション・コントロールやマルチファンクション液晶パネル、LEDヘッドライトなどの最新テクノロジーや高性能パーツも搭載。クラシカルなフォルムだけではなく、最新の装備により高次元での走りも実現。街乗りから長距離ツーリング、ワインディングやサーキットのスポーツ走行まで、幅広いシーンで楽しめるマシンに仕上がっています。 ラインアップには、スタンダード仕様の「Z900RS」、オーリンズ製リヤショックなどを採用したハイグレードな「Z900RS SE」、フロントカウル付きの「Z900RSカフェ」を用意します。
ちなみに、二輪業界紙の「二輪車新聞」が発表した2024年上半期(1月~6月)の全国新車販売台数によると、3292台を記録し、小型二輪の400cc超クラスで1位を獲得。しかも、新車販売台数における上半期トップは「7年連続」! まさに、国産ビッグバイクの絶対王者といえる存在といえます。 そんなZ900RSですが、2024年9月1日に発売された最新モデルでは、カラー&グラフィックを変更しています。 Z900RSには「キャンディトーンレッド」、Z900RS SEには「メタリックフラットスパークブラック×メタリックマットカーボングレー」、Z900RSカフェには「エボニー×キャンディライムグリーン」をそれぞれ採用。また、3タイプ共に、燃料タンクの「KAWASAKI」のロゴを、ヘリテージな雰囲気の書体に変更しています。 加えて、Z900RS SEの燃料タンクとサイドカバーには、細かな傷の自己修復作用をもつ「ハイリーデュラブルペイント」も採用。車体の美しさを長く保ち続ける効果に貢献しています。 価格(税込み)は、Z900RSが148万5000円、Z900RS SEが170万5000円、Z900RSカフェが151万8000円です。 クラシカルなスタイルと、最新の装備による余裕ある走りが魅力なネオクラシックバイク。なかでも、ここで紹介した5モデルは、昭和レトロ感が満点なことで、ツーリング先の郊外などはもちろん、都市部にもマッチするスタイリッシュさも魅力です。まさに、今後も注目株となるモデル群だといえるでしょう。
平塚直樹